SNSに2016/9/29掲載

 

 少し前に4コマ漫画雑誌のまんがタイム系統のひとつが廃刊になると知る。

 何度か書いているように少し前から毎月何かしらの4コマ漫画を購入しているのだけれど、そういったあたりで色々と思うことがあるだけにちょっと日記を書く予定である。

 その前のちょっとした予告としてブログ開始前にSNSに掲載したものを再録である。

 実際に書くかどうかは不明だけれども(苦笑)

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自分は漫画は基本的に単行本派だから、最近読んでいる漫画は表紙や帯などに惹かれてだとかアニメ化をきっかけにということがほとんどである。
早川書房の雑誌を定期講読していてそれ以外は購入しないことから単行本がいつ発売されるのかわからず、それこそ近くの本屋さんが入荷せず気がつけばかなり巻数が増えて追いつけない…という状態の作品がいくつかある。
今日のお昼に雑誌を取りに行きそこのお店の手書きボードの発売予定で今日の日にアニメから入った川井マコトさんの幸腹グラフィティの七巻発売を知ったくらいである(ただこのあたりいつも不思議に思うのは初版発行日のずれである…実際この本も第1刷発行は10月12日とかなりずれてうる)。
ちなみに今日は自分の誕生日であることからちょっと嬉しくなると同時に最終巻であるのが寂しく感じた…

本作品はリアルタイム進行で物語がすすみ、一巻では中学三年生だったのが(アニメでは中学卒業まで映像化)最終巻では高校卒業、作者の言葉で四年間の連載で物語が完結したわけである。アニメから入ったから自分は後から読み始めたのだけれど、以前の日記にどこまで描くのかと書いたけれど、大学合格までを描いたことになる…受験やら先行きの不安やらこのあたり当時を思い出したりしてちょっと苦かったけれど、全体的に明るく(それこそ4コマ漫画ですすむ形式だけに笑える落ちがついていり)かわいらしく、そしてほのぼのとした…何よりも本作品は料理を通じてつながりが描かれるだけに読んでいるとお腹が空いてしまうちょっと困った作品でもあった…

本作品の主人公は亡きおばあちゃんのことを全体を通して回想していてこのあたり自分の状況も重なってかなり苦しいものがあった…それでも大切な想い出として抱きながらも新しい出会いえと前向きになる姿にぐっときた…
アニメ版もそのあたりをイメージ的な映像で描いていてぐっときたけれど、原作のラストではまたべつのある視点からそれが描かれていて思わずさらにぐっとなった。その視点が何かは伏せるけれど、各連には章題がつけられていてそれをつなげると「もちろんだよ、」「辛いこといっぱいあって、」「それでも元気に育ってくれて、」「途中で悲しませちゃったけど、」「もう大丈夫かな、」「また笑顔が見れて良かった。」で特に途中で~ともう~のふたつのつづきは対比であると同時に変化を描いていてこのわずかなコマでそれを描いたのはただただすごいと思った。

アニメ版はまさに序盤を描いているだけに続編を観てみたい気持ちもあるけれど、同時にたびたび登場するあるキャラクターの母親を演じた声優、松来未祐さんが若くして病気で亡くなられていて(DVDの映像特典に毎回声優さんたちによりトークが収録されているけれど松来さんの回をみたすぐ直後に訃報が届いてかなり驚いた)このあたりで難しい部分もあると思う…声優さんの変更で続行が可能だし声優さんによっては演じた役を他の方でつづけて消さないでほしいと希望する方もいるからこのあたり色々と難しくて複雑な気持ちになる…
 

色々と思う気持ち…それこそもっと登場人物のその後を見たい!と強く思う。それでも気持ちよく物語は終り、作者もあとがきで書いているように色々と想像したりと終わらずつづいていく物語だと思う。

マープル日記/原作4コマ漫画幸腹グラフィティ最終第七巻 画像1

マープル日記/原作4コマ漫画幸腹グラフィティ最終第七巻 画像2

マープル日記/原作4コマ漫画幸腹グラフィティ最終第七巻 画像3