長男は重複障がい児のため、風邪などひいた時
近所のクリニックに往診をお願いしていた。
電話をすると、空いている時間に家に来てくれて診察してくれる。
赤ちゃんの頃からお世話になっていて、大変助かっていた。
ドクターは院長1人でやっていたが、
途中から息子さんもドクターとしてクリニックに入った。
院長先生はがっしりとした体型で豪快、外科も内科もみれるベテランスーパードクター。
息子さんは、30前後だろうか、長身で線が細くてやさしい雰囲気の先生。
でもどこか頼りなさげだった。
→以下ジュニア先生と名付けます。
ジュニア先生は、1年ほど前からうちに往診に来てくれていた。
院長先生の専門は外科だけど、ジュニア先生の専門はなんだろう?と思ったけど、特にきかなかった。
薬の説明を紙に書いてくれたりして、丁寧な人だなぁと思っていた。
今から半年ほど前だろうか、
その日は、長男が学校で嘔吐してしまい早退、急遽往診をお願いした。
来てくれたのはジュニア先生
「多分胃腸炎だね、整腸剤だしときますね」
良かった、たいしたことなさそうで
と私はホッとした。
私「ありがとうございます。助かりました。」
そして、帰る間際…唐突にジュニア先生が
「お母さん、お母さんって小さい頃、どんな子供でしたか?」
と、おっしゃった。
❓えっと…これは❓❓
世間話?❓だよね?
何か違和感を感じたが
私「大人しくて、恥ずかしがり屋でしたよ」と、答えた。
「………」しーーーん
えっ☀️😵💦なにか回答間違った?
「…えっと、忘れっぽいとか、夜眠れないとかなかった?」
!!!わたし…疑われてる…
まわりには
散らかったおもちゃ、山積みの食器、部屋干しの洗濯物…
私は言いたくなかったが、しかたない
私「昔から片付けるのが下手でADHDかと思ったことはあります…けど…」と答えた。
同行した看護師さんは、首をブンブン振り、違う違うとジェスチャーをしてくれる。
そうだよね❓ちがうよね❓なにいっちゃってんだろうねジュニアねぇ
「……そう…お母さんが大変なら、お薬を出すこともできますよ」
え❓何?薬❓薬の話❓なんなんだこの人
あまりにも、唐突すぎて
わたし「はぁ…そうですか…」と、いうのが精一杯
「じゃあ、またくるから」
その日は帰っていった。
つづく