楓子(ふうこ)のブログ

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自分の好きなエンタメ関係を中心に書いています。

12/12(金)東京芸術劇場 シアターイーストへ行ってきました。
 


このお芝居の上演を結構前に知っていたけど、他の予定との兼ね合いもあって、もっと近くなってから、チケットを買おうと思ってました。しかし、気づけば既に上演は始まってたし、最近の傾向同様、平日夜公演が少ないショック幸い、上演時間が19時~だったので、会社帰りに行く事が出来て、本当に良かった。

出演者は、この方々。
橋爪功 若村麻由美 奥貫薫 前田敦子 岡本圭人 剣幸

橋爪さんと若村さんが出演されるから、見に行ってみようと思ったんです。

いや~こういうお話だとは思わなかった。
タイトルの「飛び立つ前に」が意味するものは、とても深い気がする。

一つの家族のお話だけど、場面によって、そこにいない人が変化するから、一瞬「あれ?」って思うあせるでも、それは、登場人物によって、家族に対して思っていた事や考えていた事が全く違う事を意味していて、どこか悲しくて、やりきれない泣
それと、過去と現在と、もしかしたら、幻想が、ごちゃ混ぜになってるような感じもあって、見ている間中、頭もフル回転してる感じでした。

ゲネプロ後か何かの会見を、橋爪さんが体力温存のための欠席されと聞いたような気がしたけれど、御年84歳で、あの舞台をやりきる体力も気力も、そして、舞台での佇まいも凄すぎる拍手

若村さん演じる奥様が、本当によき妻であっただろうなぁ~と思うけれど、心の奥底では思う所が色々あったのも、リアリティがあったし、何より本当の老婦人に見えるから、声の出し方まで…

舞台を拝見するのは、初めての奥貫さん演じる長女は、「あぁ~長女って、そういう立ち位置よね」って共感できるものもあった。演技って思えないほど、自然でしたねぇ~

次女役の前田さんは、奥貫さんと対称的に次女って、恐らくそんな感じと、私の思うイメージ通りで、うまく立ち回っていて、部分的にイラっとさせられる要素がありました。

彼氏役の岡本さんは、どこか謎を秘めた感じの役だけど、口数が少ない分、そこが際立って、悪を感じさせる雰囲気がありました。

剣さんが、何役を兼ねてる感じになるのかなぁ~場面によって、立場が違っていたと思うので…(違っていたら、ごめんなさいあせあせ(飛び散る汗))家族ではないというのが、雰囲気だけでも感じさせます。

老い、人生、家族…そんな色々な事を考えさせられる舞台でした。
そうそう、私、何が印象的って、あの舞台セット。とても素敵な壁紙に包まれた空間でした。その中で繰り広げられるお芝居は、更に秀逸でした。

これから、地方公演(兵庫、島根、宮崎、秋田、富山)が始まりますが、お近くならば、ぜひともオススメしたいです。
見る人の年代によって、感じ方は様々だと思いますが、じんわり心にしみる舞台だと思います。

公式HPは、こちら。https://www.avant-de-senvoler.jp/

他の人は、どんな感想なのかな?と見ていたら、これから始まる地方公演の劇場スタッフさんの感想を、xやブログで見つけました。

島根県芸術文化センター「グラントワ」
https://x.com/Grand_Toit/status/2000506124832067639?s=20

最終の地、富山のオーバード・ホールのスタッフブログもありました。

https://www.aubade.or.jp/staff_blog/%E8%A6%B3%E5%8A%87%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/tobitatsu_maeni/