菅首相の「天領」とまで言われた

総務省において

 

※「天領」(てんりょう)

意味は(天皇・朝廷の直轄地の意味)

 

菅首相の長男も絡んだ接待問題で

官僚が大量に処分されて行く中

国会では菅首相の肝いり(きもいり)

のデジタル庁を作る

法案の審議が急ピッチで進んでいます

 

日本の国会は新年度予算案の審議を
迎えていますが

総務省の接待問題で

新たな展開が有りました

 

菅首相が強い影響力を持ち

与党議員から「菅さんの天領」

とまで言われて来ました

 

3月16日に総務省において

携帯電話料金の値下げを主導するなど

菅首相の懐刀だった

(かいとう・ふところかだな)

※意味は内密の計画を預かる知恵者など

谷脇(前)総務審議官が辞職しました

 

※菅首相の長男が務める東北新社に続き

NTTからも国家公務員倫理法に違反する

接待を受けていたことが発覚した為です 

 

3月15日と3月16日には

総務官僚や政務三役への接待を

重ねていた

東北新社とNTTの両社長が国会に出席して

参考人質疑が行われました

 

争点になったのは

東北新社が放送法の外資規制に

違反していた問題です

 

3月15日の参院予算委員会で

2017年8月頃は東北新社の社長は

同社執行役員だった木田由紀夫氏が

総務省情報流通行政局の鈴木信也総務課長

(現在電波部長)に面会して

外資比率が20%以上になっている状況を

報告と証言しました

 

※放送法では、

外国の個人や法人などの株主が持つ

議決権が20%以上ある事業者は

放送を行え無いとする

法律になっています

 

それにも関わらず

総務省は東北新社が100%子会社に

衛星放送事業を承継する事を

認可しています

 

つまり総務省が違法性を認識しながら

認可を取り消す所が

違法性を回避する為の

スキーム(計画)に

関わっていた疑いが浮上したのです

 

でも3月16日の衆院予算委員会に呼ばれた

鈴木電波部長は「記憶にない」を

13回も連発しました

 

答弁席に向かう鈴木部長には

「記憶がない」と言え」

という声が掛りました

 

武田総務相は

「何故か無意識っていうか?

口に出た」と

その一部が自身の発言だと認めています 

 

この他にも総務省は

接待を受けた時期の

谷脇さんの公用車の運行記録について

「廃棄処分済み」と説明しました

 

NTTとの会食の有無を問われた

武田総務相も

「政治家なので個別の案件について

答えは差し控えたいが

国民が疑念を抱く様な

会食や会合に応じた事は無い」と

言う答弁を連発して

1週間以上も

会食の事実を認めませんでした

 

3月19日(金)の参院予算委員会で

立憲民主党の党首は

公文書の改ざん・廃棄や

虚偽説明が行われた

「森友学園問題」「桜を見る会」

の問題も挙げて

菅首相に安倍政権から続く政府の姿勢を

見直すよう促しました

 

今年の2021年9月の

デジタル庁設置を目指す為

新年度予算案と平行した異例の形で

デジタル改革関連法案の審議が

進められています

 

デジタル庁の創設や

個人情報保護法改正を盛り込んだ

デジタル改革関連法案です

急ピッチで進められた為に

法案のミスも相次いでるそうです

 

国会に提出された法案の参照条文で

45カ所も誤りが有り

その正誤表でも更に間違えると言う

ミスを重ねています

 

無料通信アプリLINE(ライン)

個人情報が利用者への

具体的な説明が不十分なまま

中国の関連企業から

アクセス出来る状態に有った問題にも

触れていて

集中管理は個人情報が漏えいする事

その影響は計り知れない」と述べました

 

刑事訴訟法197条の捜査照会手続きでは

本人の同意無くして

個人情報を任意に集める事が出来る

 

日本の法律ではまだ

大量の個人情報が漏えいする事

問題視されていません

 

与党側は4月1日(木)の衆院本会議での

デジタル改革関連法案の採決を

目指していますが

100人規模の民間登用を目指す

デジタル庁の特定企業についても

総務省の接待問題を受けて

論点になる中で政府の答弁は

「具体的な運用方法には有識者を

含めて検討したい」と

明確になっていませんので

「信頼」という政治の根本が

揺らいだままですね

 

人とカネとそして政府に

日本の法律ではまだ

大量の個人情報が漏えいする事

問題視されていませんので

国会では早期に

デジタル改革関連法案の採決を

目指して欲しいですね

 

太平洋・ビキニ環礁米国の水爆実験で

被曝(ひばく)して

核廃絶を訴えていた