セブンイレブンだったかなぁ?
今日も今日とて面白いカップ麺を探していると・・・
お?
これ、この店、何か知ってる。
もしかして・・・
これちゃうのん?
富山ブラック。
「麵屋いろは」とは書いていないが、富山ブラックと言えばこれだろう。
なにしろ「麵屋いろは」さんは数ある「富山ブラック」の中でも東京ラーメンショーで過去5回、売上数第1位を達成したお店だ。
これを参考にしていないはずがない。
富山ブラックと言えば富山ブラックラーメン発祥の店「西町大喜」さんや70年の歴史を持つ「喜八」さんなど有名どころは数あるので決めつけるわけではないが、やはり東京にも縁がある「いろは」さんは大きく影響しているだろう。
そもそも「富山ブラック」はブランド名で、1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた食べ盛りな若者のランチとして、また汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのがルーツとされる。
この醤油の濃いラーメンを初めて提供したのが「大喜」さん(西町大喜の前身)で、素性ははっきりしている。
これを追う形で、「いろは」や「喜八」、「めん八」、「万里」と言った濃口醤油系のラーメン店が「富山ブラック」を提供して「富山ブラックブランド」を作っていったようだ。
実は京都拉麺小路にある「麵屋いろは」さんであるが、ボクは入ったことがない。
せっかくなので、コレ食ってみて、モノホンも食ってみようと思う。
ニュータッチのカップ「富山ブラック」も並々ならぬ力の入れようだ。
コレは期待していいだろう。
開封~。
かやく。
すーぷ!
すぱいす???
かやくをあけて・・・
お湯を入れ、5分待つ。
富山ブラックは太麺・ストレート麺が特徴なので、ゆで時間は長い。
カップだろうが富山ブラックを食おうと思ったら5分や10分は待って当たり前な麺だ。
できた!
おっぽ~!
くろ~~~い!
たぎる濃口しょうゆ!
混ぜるとまさに「ブラック」に!
そこに「富山ブラック」の味わいの一つである胡椒をたんまり入れる。
警報!警報!
美味そうです!これは!美味そうです!
Wikipediaにも載っている富山ブラック。
一部を引用しよう。
『スープは醤油の濃度が高く、さらに上から大量の粗挽き黒胡椒をかけられており、胡椒の風味が強い塩辛さを引き立てている。トッピングはメンマ、ノリ、など普通のラーメンと変わりはないが、比較的ネギの量が多い。またメンマがかなり塩辛い場合がある。麺は太く、少し固めの店が多い。』
確かにその通りだ。
こんな記載もある。
『元々肉体労働や運動後の塩分補給、あるいは飯を添えて食べることを意識した味付けであり、総じて塩辛い味付けであることが特徴。この味付けは客が店に飯を持ち込み、ラーメンをおかずとして食べるというスタイルの中で生まれたものである。飯持ち込みが当たり前であった誕生当時の伝統を引き継ぎ、発祥の地である「大喜」西町本店ではライスをメニューに含めていない。』
たしかに、たしかに、これはおかずだ。
このラーメンライスは格別だろう。
醤油、胡椒、そして、メシ。
むしろチャーハンライスのような味わいが口の中に広がるはずだ。
ここにも「富山ブラック」の「ブラック」たる所以とこだわりが記されていた。
ニュータッチ、久々の「大当たり」である。
これは食って損はない。
つか、カップ麺を語る上で、この「富山ブラック」は何かしらに名を残すだろう味がしていた。
「うまいっちゃ、食べてみられ!」
富山県民も納得ではあるまいか?
ウマウマ。
本当に醤油と黒コショウが絶妙の味。
黒コショウに醤油ってこんなに合うのか、と言うぐらいw
濃いめの醤油スープ、確かにかなり塩辛かったが、これでもマイルドに仕立ててあるのだろう。
逆にモノホンを早く食ってみたい気になった。
次の京都拉麺小路は「富山ブラック、ライス付き」に決定だ。
よし、みんなついて来い!w