京見峠を行く | 京徒然

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京都に住むおっさん「夕霧 楓」が日常を徒然に綴っています。
JA10クロスカブ『十六夜くん』に乗って走り回るのが趣味です。
温泉ソムリエ検定合格・温泉ソムリエマスター認定された『温泉ライダー』です。
バイクやラーメン、京都の話題、日々のネタを書いています。

京都市内から周山(京北)に行くには2つのルートがある。

・・・とかいまさら言われても~。

 

このブログをご覧いただいているみなさんは、「京北町行きの道」と言えば、天神川通、福王子・高雄経由、京北行きである、「国道162号線」がお馴染みの道と言う印象をお持ちだろう。

 

 

国道162号線とは別の道。

それがタイトルの「京見峠」と言う峠道になる。

 

その名の通り、峠から京都の町が見える。

昔、京北から周山街道を来た人が嵐山へ向かわずに、近道の京見峠を通って旅して来られたら。

 

峠から見える京都を見て、ほっとされたんじゃないかなと思う。

そんな思いが「京見」なんて名前として残ってるんじゃないかな?

 

 

↑この地図は「福王子」から「杉坂別れ」までの国道162号線、通称「周山街道」(左の青い線)と、「鷹峯」から「杉坂別れ」までの「京見峠」(右の青い線)を示している。

 

上のほうの三叉路が「杉坂別れ」で、青い線が上に消えているが、この続きが京北町に至る。

 

こうやって比べると、周山街道を通るより、京見峠を通った方が距離は短そうに見える。

実際に短い。

 

が、京見峠はその名の通り峠道で、上り下りがキツい。

周山街道は川沿いの道で、京北の「笠トンネル」(昔は当然だが『笠峠』だった)あたりから、緩い下り勾配で京都に入る。

 

キツい道を急ぐか、遠回りしてゆったり京入りするか。

昔の人は思案のしどころだっただろう。

 

ちなみに周山街道から京都に入ると、「京都の姿」は見ないで嵯峨・宇多野へ出てくる。

そりゃ、道としては京見峠の方が「京が見えたぞ!」とか、感動的ではある。

 

ただ、道は狭い。

本当に昔々の峠道だ。

現代で言うと「離合が大変な道」と言うことになる。

 

峠道をそれると「氷室」と言う地域がある。

文字通り、夏場でも天皇や公家たちに氷を届けるために、「氷室」を設けて氷を蓄えていた土地らしい。

それほど山奥深く、厳しい道だとご理解いただいて良い。

 

ま、せっかくだから文字だらけのブログはやめて、いつものようにお出かけしよう♪

 

 

恒例の「烏丸五条」の交差点を西へ向かう。

本来、京見峠の入り口にあたる「鷹峯(たかがみね)」は千本通の最果てにあるのだが、今日は堀川通を北へ走る。

 

 

ここ、ど~こだ?w

 

 

堀川通一条近くにある「清明神社」だよ。

あの「安倍晴明」を祀った神社で、全国的に有名だよね。

 

 

堀川通北大路を左折、千本通に近付く。

 

 

↑千本北大路の交差点を右折して振り返ったところ。

 

 

京都市北区鷹峯。

京都側から「京見峠」に入る、ここが入り口となる場所だ。

 

 

↑ここを右に曲がると「京見峠」に入る。

 

 

コレが京見峠の京都側の山道(登り)だ。

 

 

峠を登って行くと、木々の間から町が見える場所がある。

 

 

これが京見峠から見た京都の町だ。

 

 

昔はこんなに杉が茂っていなかったような気がするが。。。

 

 

向こうの山は東山。

写真の左1/3ぐらいのところにある山に、うっすらと△が見える?

 

これが大文字山。

△は「大」の部分だ。

 

 

ここが峠のてっぺん。

 

 

今度は下り坂。

京見峠はご覧の通り、晴れていても道が濡れている。

 

これ、湧き水なんだよ。

ここはすごく水が豊富で、このあたりが「天神川」の水源地となっている。

 

 

湧き水が出ている。

ここは昔から整備されてるんだ。

30年前の風景と変わらない。

 

 

ここの水は美味しくて、たくさんの人が急で細い山道をものともせずにやってきて、水を汲んで帰る。

サイクリングで来る人の、ひと時の憩いの場所にもなっているようだ。

 

 

ボクもお地蔵さんに感謝して、美味しい水の恵みを汲んで来たよ。

今日はジャックダニエルの水割りを楽しむ予定。

 

 

道は進んで別れ道に出た。

看板は「←杉坂口・真弓→」となっている。

 

林道が得意な人なら、真弓方面に向かえば林道を縦走して貴船・鞍馬へ抜けられる。

が、よっぽどトレイル好きの人にしかオススメしないww

 

 

ここが杉坂別れ。

先程の看板で「杉坂口」と書かれていたのはココのことだ。

 

もち、京北に向かうよww

 

 

トコトコトコトコ・・・ww

 

 

お馴染みの場所に来たよー♪

 

 

ちと休憩♪

 

 

今日は「京見峠の紹介」なんで、来た道を折り返すよ。

 

 

京北トンネルに笠トンネル、今は便利だね。

昔は全部、峠だったんだろうな・・・タイヘンだ。

バイクもないし。(←当たり前w)

 

 

再び杉坂別れ。

 

 

綺麗な自然の中、再び京見峠を登る。

 

 

ほんの10年ほど前までは細くて急な山道続きだったが、今ではこんな走りやすい区間もあるんだ。

 

 

鷹峯に戻ってきた。

 

 

ここを右折して千本通に入る。

 

 

ここは千本三条。

 

 

ず~っと走って行くと・・・

 

 

あれ?四条大宮?

千本四条じゃない?!

 

摩訶不思議ww

京都の道は「碁盤の目」ではないのかーーーっ!w

 

 

いや、ここだけ例外なんよ。

 

ちゃんと千本通も大宮通もあるんだけど、千本三条と四条大宮は直接つながってる。

要はナナメに走ってる道があるんだけど、これを「後院通」と言う。

 

 

千本通を走ってるつもりが、気付けば大宮通。

逆もまた然り。

 

たまに騙される人がいるww

 

 

ヨタ話をしていたら、五条大宮だ。

今日はここでお別れだよ。

 

ボク、五条通を帰る~。

 

と言うワケで、今日は「京見峠」を紹介した。

アメリカンクルーザーでもない限りフツーに走れるので、京北周山方面にお出かけの際には利用されるのも一興かと。

 

じゃ、また京都の道を紹介するよ。

じゃね~~~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

行き過ぎて九条大宮(東寺[教王護国寺])まで来た件についてww