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 2024年11月17日(日)、出雲でお話会を開催しました。
 
 私は、スタッフとともに、前日夕方、羽田空港から飛行機に乗り、出雲へ向かいました。
 
 羽田を離陸した飛行機は、上空を旋回して、そのまま水平飛行に移り、東京と埼玉の県境を水平飛行して行きました。
 
 私の住んでいる埼玉県——川越・所沢・入間の、夜景がよく見えました。
 
 そのまま八王子上空を通過し、6500mまで上昇、その後緩やかに下降して、鳥取上空まで4500mの高さに下降し、着陸態勢に入りました。
 
 私は驚愕しました。
 
 この航路は、1945年以来先月まで、絶対あり得ない飛行ルートだったからです。
 
 東京西部の福生市や瑞穂市などにまたがり、横田基地が存在します。

 

 

 横田基地上空には「横田空域」と呼ばれる空域が存在し、ここは米軍の管轄下に置かれて、日本の航空機は進入禁止となっていました。
 
 これまで、羽田を離陸して、西に向かう航空機は、千葉方向に大きく旋回して、一気に上昇し、13000m上空まで上がってから、水平飛行に移っていました。
 
 これはもちろん、横田空域を迂回するためです。
 
 私は何度も飛行機に乗っていますが、飛行機の窓から川越の夜景を見たのは初めてでした。
 
 これは「横田空域が消滅した」ということを意味するのです。
 
 通常はこの時点で、高度は10000mを超えているので、川越の町は、絶対に見ることができなかったからです。
 
 夜景が見えたということは、雲の下ということなので、この時点で高度は3000m以下です。
 
 横田より西にある八王子で6500mですから、横田上空では4500mぐらいでしょうか。
 
 かつての横田空域の、ど真ん中を突っ切って飛行したことになります。
 
 かつて、日本のど真ん中に位置し、日本の航空機の飛行を拒んだ、悪名高き「横田空域」は、既に存在していないのです。
 
 これはおそらく、トランプ大統領当選の影響と思われます。
 
 マスコミでは一切報道しませんが、かつては考えられなかったほどの、凄まじい変化が、水面下で進行しているのです。