搭乗に
世界一厳しい
航空機会社の洗礼
お借りします。
気がつけば
アラブ系の私服保安要員が
車の周りに、
目の前にあるのは
「世界一普通ではない」
イスラエル航空の機体である。
自国では戦争の真っ只中、
世界でも珍しい
赤外線ホーミングの
地対空ミサイルを避けるための
「フライト・ガード」が
搭載されている。
あの航空機会社である。
結局、3時間30分の待機で
ようやく患者さんは搭乗、
「機内の何にも手を触れるな」
等と言われながら、
直ちに降機、
空港を離脱した。
8時間以上の患者さんの
管理、
搬送よりも、
搭乗に
世界一厳しい航空機会社の洗礼が、
もっとも難儀であった。