昨日まで3日かけて、岩手の海沿いの被災地をずっと見てきました。
小さなコミュニティの漁村、田野畑。
なんにもなくなった自分たちの故郷に、彼らはもう戻ってこないのだそうです。
怖いから。
仮設住宅に一緒にいる集落ごと、高台に集団移転すると。
残されたあの荒れ地は、どうなってしまうのだろう。
工業地帯・釜石。
復興しています。
やはり工場があるから。
被災した廃屋は廃屋のまま放置はされていますが。
人口も多く、人びとはちゃんと生きている。
ここで生活している。
みんな、今を生きている。
そして、悲惨な陸前高田。
誰もいない。
誰もいない。
町にはいるかなり手前で、最後の御手洗い休憩がありました。
町には何もない。
お店も家も、何もない廃墟。
瓦礫と土を運ぶダンプカー以外は誰もいない。
これから新たに造成する町かと錯覚するくらい。
美しい砂浜も松原も、どこにもない。
被害が酷すぎて、比較的大きな町なのになかなか復興していかない。
言葉が出ません。
大槌町も見ました。
ほんとに、今は穏やかな海なのに。
明治に一度。
昭和初期に一度。
平成。
過去に何度も起きていて、その恐怖は知っているのに。
どうしてうまく避けられないのだろうとやっぱり思ってしまう。
田野畑や釜石、大槌では、できるだけ高く逃げれば助かった。
陸前高田は。
平地が広すぎて、近くに高台がない。
だから逃げた高層の避難所。
でもそこでは足りなかった。
高いところより遠いところへ。
その判断は、やっぱり簡単ではないよ。
“津波てんでんこ”
今回どこに行っても聞いたコトバ。
自分の命は自分で守る。
家族が、親戚が、みんなそれぞれちゃんと逃げていることを信じる。
それぞれがちゃんと個々で自分を守れば、結果的に皆の命が救われることとなる。
かなり、極限。
心にずっしりきました。
でも。
現地に行ってよかった!
湯水のごとくお金を使ってきました。
それが目的だったので。
満足です。
名古屋だって、いつ地震が起きるかわからない。
慢心せず、日々を生きていこう!
