中村信二郎改め二代目・中村錦之助襲名披露公演
『當年祝春駒』
襲名披露をまず初めに彩る作品。![]()
初春にふさわしい、梅。![]()
舞鶴・七之助さんの仲立ちで、曽我の兄弟が現れる。
五郎時致・獅童さん、十郎祐成・勘太郎さん。
若い。
(´∀`)
新年を祝って、春駒売りの姿にやつして参上する。![]()
獅童さんの五郎が弱いかな。![]()
勘太郎さんの十郎はとても丁寧。(*^▽^*)
五郎は荒々しく、十郎は控えめに、でも内に秘める思い
は同じ。
そういう表現が少し足りないのかなと思いました。(*^ー^)ノ
踊りの要素がとても強い作品なので、どうしてもそちらのほうに傾倒して行くのは確かなのですが、
やはり曽我もの。
本来の目的はやはりどこかに保持しておきたいものです。
父の仇・工藤祐経に対面したくてここまでやってきた。
敵を討つ覚悟でここまで来たのである。![]()
出会った瞬間の感情の動きが一瞬表現されるとよい。![]()
格好よく利発に踊り、言祝ぐ。![]()
素敵に若々しいご祝儀舞踊でございました。
『頼朝の死』
武士道ですよね。![]()
深い。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
頼朝が本当にこんなことで死んでいたら、情けない・・・![]()
だけれど、主君は主君。どんなかたでも絶対的な信頼がある。
それに徹底して付き従うのが、やはり家臣としての大切な役目。![]()
どんな事情があったとしても、自分の主君を討ってしまったとしたら。( ̄_ ̄ i)
心身症になってしまうでしょうね。![]()
忠義があればなおさら。(ノ◇≦。)
そしてその忠義というものの形も、人によって様々。
立場によってまったく違うのです。
畠山重保・歌昇さんにしろ小周防・福助さんにしろ、この作品の中ではいかに自分を抑えることができるのか
、控え目な存在でいられるのかという点が重要な要素となります。
そして将軍源頼家・梅玉さんでさえ、父の影
から逃れることができないのです。
将軍なのに。
自信のなさなのですね。![]()
それくらい、頼朝という人間は大きいかただったわけです。![]()
自分という人間の存在自体よりも、主君の徳と立場を優先させる。。
家臣の鏡ですね。![]()
たまに滲み出るご自分の感性と想い。
それをすべて押し殺して犠牲にする忠義。
そこに行き着くまでのそれぞれの葛藤が秀逸でした。(*^▽^*)
本当に、徳の高い家臣たち・・・
こんな簡単に、迷いもなく。
斬られる立場、斬る覚悟、私は嫌だなあ。( ̄ー ̄;
最後に泣き伏してしまう将軍さまのちいさな背中。
背負うものが大きすぎて、可哀想になってしまいます。
(^∇^) みんなにこんなに愛されて・・・![]()
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頼朝というかたは幸せなおかただなあ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
偉大だなあとは思います。
渋い作品だと思っていましたけれど、結構深かったデス。![]()
『男女道成寺』
仁左衛門さんの白拍子・桜子&狂言師・左近![]()
勘三郎さんの白拍子・花子![]()
道成寺の派生版ですよね。
遊びの要素がとても強い。
だからとても面白いつくりになっています。(≧▽≦)
オンナが男になった瞬間の仁左衛門さんの溜息交じりの表情がとても印象的。
あーあ、ばれちゃったよ。ぽりぽり。(;^_^A
いきなり狂言師という『地』に戻る。
そしてそれをまったく意に介さず踊り続ける花子。![]()
なんというか。
どちらも計算されつくした踊りです。![]()
ところで、
狂言師が白拍子の姿で現れたという偽り・・・
皆を騙した償いが舞を舞うことなんて、なんという優雅な。。。![]()
こんな雅な世界、素敵ですね![]()
さすが、歌舞伎だなあ。
それにしても、鐘供養に自ら現れる清姫。![]()
よほど想いが強い
のか、お祭り好き(?)
なのか・・
いいキャラしていると思いませんか??(*゜▽゜ノノ゛☆
鬼一法眼三略巻『菊畑』
劇中での襲名口上がありました。![]()
普通の口上に比較して、特にお家の重鎮の方々が口上をされます。≧(´▽`)≦
芝居の流れを完全に堰とめないくらいにシンプルにコンパクトに、だけれど上等な口上。
受け継ぐ名跡の大きさを感じます。
吉右衛門さんのお姿が格好いい。
立ち姿が絵になるというのは本当に素敵なこと。![]()
皆鶴姫・時蔵さんが菊を使っての口説きの場面が正統派で好きでした。
綺麗ですよね。![]()
錦之助さんの芝居はとても丁寧。
華やかではないけれど、着実に実をつけてこられたように思います。
その実力は、今ここで
花開くのです。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
二代目中村錦之助さんを彩る皆さま。
これだけ多くの役者さんに囲まれてこの公演を迎えられたわけです。(^~^)
錦之助さんの輝かしい未来が見えますね。![]()
先代を更に超えるほどの大看板になっていただきたいものです。



