2012年、食物アレルギー治療で評判のよい国立病院機構 相模原病院 小児科を初受診しました。
今までの除去が中心の治療法とは異なり、目から鱗でした。
そのときのお話をまとめましたので、よかったら参考にしてみてくださいね。
・今でも多くの病院で「念のための除去」「心配だから除去」が行われています。
・古い医療や根拠のない除去をしないこと。
× 食物抗原強弱表
× 回転食
× セット除去・・・鶏卵と鶏肉、牛乳と牛肉
× 漢方
・正しい診断のできる専門医のもとで、 必要最小限の除去を行いましょう。
・血液検査でわかるのは 「たべられやすさ、たべられにくさ」
指標にはなるけれども、その結果だけでは「食べてはいけない」ことにはならない。 血液結果のスコアが5であれ4であれ、食べられる人は食べていいし、 逆に食べて症状が出るものは、スコアが低くても食べてはいけないことになります。
・食物アレルギーの診断は、 食物負荷試験により行われるのが基本です。
★食物負荷試験のできる施設(食物アレルギー研究会HP内)
・年齢を経るにしたがって、自然に食べられるようになる(耐性の獲得) ことも多くあり、
3歳で50%、6歳で80%が食べられるようになります。
・食べられる量(レベル)という考え方
牛乳を例でいうと、相模原病院の牛乳の負荷試験の最初の段階は25ml。
なぜ25mlかというと、子どもが食べる市販の乳加工食品では、25mlがひとつの目安。 牛乳やチーズはダメでも、他の加工品が食べられると、 劇的な生活の変化につながります。
何でもかんでも除去でなく、食べられるものは食べていく。その延長線上に免疫療法があります。
(参考)牛乳25ml以下で食べられるものの目安
・スライスチーズ 1/6枚(3g)…牛乳20ml相当
・ヤクルト 1本(65ml)…牛乳24ml相当
・バター 大さじ1杯(15ml)…牛乳2~3ml相当
・その他の乳加工品は、製品によって牛乳相当量が変わります。
*栄養成分表示のタンパク質量を参考に、換算することができますが、試すときには必ず主治医の指示に従ってください。
・免疫療法
・食物アレルギーの治療は除去が基本であり、 必要最小限の除去で食べられるタイミングで負荷試験をしていくこと。 そこにここ数年、積極的に食べていく治療が研究されている。
・免疫療法を行う上で、 「慎重さ」は強く求められるが、臆病である必要はないです。
・免疫療法は、医師、患者本人と家族に 「覚悟」「やる気」が相当に求められる治療です。
この数年、アレルギーの治療は大きく変化しており、「正しい診断のできる専門医のもとで、必要最小限の除去」ということが基本です。