何事も強いリーダーシップがあってこそ前に進む。
7日に経済財政諮問会議が開催された。
その中で来年度の予算の概算基準が決められた。
社会保障費は自然増として4,000億円としている。
これで賄えるのだろうか。
将来のことなので具体的な数値は読めないが、通常の自然増は5,000~6,000億円は下らないはずだ。
それを4,000億円にまでに抑える。
かなり無理がある。
しかも毎年の自然増に対応させていた薬価引き下げ分の応急措置も無くなりつつある。
諮問会議で示された「令和8年度予算の全体像」には「公定価格の引き上げ」が掲げられている。
この「公定価格の引き上げ」には医療が含まれているのだろうか。
残念ながら「令和8年度予算の全体像」の中に「医療」の文字は見当たらない。
重要改革項目として「介護供給体制の確保」と少子化の進行を見据えた「高等教育の機能強化や規模の適正化」が加わっている。
確かに介護供給体制は、これからの20年間が本番を迎える。
その体制整備は喫緊の課題である。
さらに少子化対策になるのかどうか、高校の授業料支援も大衆受けしそうなばらまきのようだ。
”ない袖は振れない“ことに期待してはいけない。
この国は借金で成り立っている。
誰も借金を返そうとしていない。
最近、予算の全体像に”ワイズペンディング”の文言がよく使われる。
今回も「政策効果に乏しい既存事業を大胆に見直し、ワイズスペンディングを徹底する」とある。
通常「大胆に」となったら何をしたのか国民が気づくはずだ。
でもなぜかしら既存事業に「大胆さ」が感じられない。
何となく平和だ。
何となく格差社会が広がっている。
何となくやっていたら何となく過ごせる。
ありがたい国だ。
この時期になると戦争の悲惨さをテレビで特集が組まれる。
テレビを見ない世代はまさに”戦争を知らない子供たち”である。
今、自分が生きていられるのは”おかげさま“だということを忘れがちである。
今日の11時2分は長崎に原爆の悲劇が襲った。
何度か訪れたことがあるが異国情緒がある素敵な街である。
忘れてはいけない時に黙祷をささげたい。