自動化されるとどうなるのか。
医薬品医療機器等法(薬機法)の改正案が11月27日に可決され、服薬期間中のフォローは1年以内に施行される。
それに合わせて、その準備も早急に始まっている。
患者に高齢者が多いので、一般的には電話によるフォローが多くなると思われる。
ただラインを使って行う動きもみられる。
確かに、ラインだと電話と異なり相手の都合への配慮が出来る。
患者が内容の確認をしたかも「既読」で判断できる。
メッセージを受けた患者も気軽に問い合わせがしやすいと言う。
ただ、そのフォローが自動的に送られるとしたらどうだろうか。
自動送信だと忘れる事もなく管理しやすいそうだ。
最も服薬期間中のフォローが必要な高齢者は馴染むだろうか。
もちろん、今どきの60歳代はラインも使っているが、これから服薬管理が必要になるのは75歳以上の高齢者であるはずだ。
これでいいのだろうか。
ラインで薬剤師としての個別対応がどこまで可能なのか。
定型文のペイストでは味気ない。
薬剤師の何かが損ねるような気がする。
上記のようなシステムに、ドラッグストアや薬局からの問い合わせが多いらしい。
そこには服薬期間中のフォローが薬機法で決まったからやる。
その対応しか考えていないような気がする。
若い薬剤師は学生時代に薬歴の書き方を習っているようだ。
服薬指導はままならないが、薬歴はなかなかポイントを押さえている。
この薬歴への記載も薬の入力とともに、患者に何を確認すべきかのメッセージが出る仕組みがあるらしい。
便利な世の中になった。
パソコンでブログや資料の作成をする。
漢字がわからなくてもキーボードを叩くと字が出てくる。
数字の計算は電卓がある。
便利な世の中になった。
でもちょっと困ったことがある。
ちょっとした漢字が書けない。
簡単な計算が出来ない。
脳が思考停止状態になる。
手書きだと漢字に自信が持てない。
まさに、こんな感じである。
2ケタ以上になると暗算の計算があっているかどうか不安になる。
明らかに脳が退化している。
だけど口だけは達者である。
屁理屈や人の批判は次から次と出る。
困った人間になりつつある。