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2008年から2025年9月5日まで約6400日のブログを書いてきました。
gooブログの終了に伴い、ブログも終了することになりました。
本ブログは、書き溜めた約6400日分のブログの備忘録です。

本意は患者思考なのか。

一時、リフィル処方せんと箱出し調剤の導入が、今回12年度診療報酬改定に盛り込まれるのではと危惧されたが、そんな大胆な事をやれる政府じゃなかったようだ。
これに関しては医療経済研究機構がまとめた「薬剤使用状況等に関する調査研究」09年度版報告書で、リフィル処方せんと、箱出し調剤などに力点を置いて英米独仏4ヵ国の調査を行っている。
こんな調査を勝手にやった訳ではなく、厚生労働省からの委託事業だ。
厚生労働省はどんな意義を持って依託したかと言うと、もちろん医療費抑制の一環としてである。
そして、その報告書は12年度改定の「参考にされれば幸い」と結論付けた。
残念ながらこんな大胆な事には“さわらぬ神に祟りなし”と言った感じで流れた。

リフィル処方せんとは、1枚の処方せんである一定の長期間使用可能な処方せんである。
簡単に言うと1リフィルが1ヶ月分に相当する。
12リフィルは1年分の処方せんとなる。
これによって残薬の管理がひと月単位で可能になる。
今は、90日処方が出ると90日分の薬剤が投与される。
もしその患者が翌日に亡くなると89日分がごみになる。
またリフィル処方せんでは、患者がきちんと服用しているか、効果の発現や副作用の有無なども薬剤師が管理するようになる。
これによって医療機関への再診料や処方せん発行料及び調剤薬局の調剤基本料が大幅に減少する。
アメリカではポピュラーな処方形態である。

次は、箱出し調剤である。
こちらは調剤料の削減に貢献する。
箱のままなので調剤とはならない。
単なるピッキングだ。
アダラートCRの28日処方は10錠ヒート2枚と8錠ヒートを重ねて輪ゴムで括る。
この調剤料が810円となる。
これが削減されるのだ。
これも医療費抑制に大きく貢献する。

って、言っていられない。
どちらも薬局経営には大ダメージだ。
そんな箱出し調剤の実験が長野県上田薬剤師会で行われている。
箱出し調剤によって「業務時間がどの様に変化するのか」「患者への説明時間の変化と患者満足度」の向上を模索するらしい。
その結果として、概ね了解とのコメントが出ている。
本当に導入させたいのだろうか。

「人は自分じゃない」
それぞれの考え方があってもいいが、自分で自分の首が絞まらないように気をつけなきゃね。


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