退院して自宅に戻り「日常が戻ってきた(≧▽≦)」となるはずが…退院してからの生活の方がすごく大変でした(ーー;)
入院している方が、何かあっても誰かがいるからすぐに助けてもらえるし…
気力は前に進もうとしていても、腕が思うように動かない状態で何ともならないのがもどかしかったです。
退院後の診察のあと、職場の上司へ報告。しばらくはリハビリ外来で通院することになり、車の運転は7月以降にならないと許可できないということを伝えると、そのあとすぐに同僚のパートさんから電話がかかってきて、
「どうにかできないの!?今すごく忙しくて大変なの!!」←ムチャ言うなよ(◎_◎;)
確かにその当時ものすごく忙しくなっていたので、こちらとしても申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、骨折して車運転できない人間に、すぐにでも出社して仕事しろって無理難題押し付けるな!!!と腹立たしい気持ちでいっぱいになり、すごくストレスでした(ーー;)
そのことを店長にも伝え、更にその上の上司や本社の専務にも「どなたかかサポートお願いします」と伝えることしかできず、とりあえず6月半ばの復帰を目指して、私はリハビリを頑張るつもりでした。
実際その電話かけてきたパートさんが…と言うよりも、別の人があまりの忙しさにイライラして周りにあたりまくっていたので、それを鎮めるためにも出てきて欲しいという、なんとも自分勝手なお願いに呆れ果てて「なんでこんな自分勝手な人達のために、私が苦労して仕事しなきゃならんの」と初めてこの職場をやめたくなりました。
今もその気持ちは全て拭えていないので(本人は過ぎ去ったことは忘れてケロっとしてるけど)すぐどうこうという訳ではないけれど、もし今後同じようなことが起きた時は、やめる決心を固めています。
つらいのも忙しいのも、てめえだけじゃねえんだよ!!!
人の苦悩も知らずに、自分のことばかり主張しやがって!!!
いい年して「自分自分」ばかりで恥ずかしくないのか!?みっともねえなあ!!!🤬💢
そう怒鳴ってやりたい気持ちを必死に抑え込んでいた日々(今もたまに心ん中でそう叫んでる)
私も含め、誰もかれもが気持ちに余裕が持てなくなっていた2024年夏
5月から8月半ばにかけてのことは、思い出したくもないつらいことばかりでした…
そんな苦しい中でもくじけずにリハビリ通えたのは、Aさん始めとするリハビリスタッフさん達がとても親身になってくださったからです。
職場行くよりも、リハビリ室に通う方がずっと精神的に楽でした(笑)
6月半ばまでは休職、病院に通う以外は家にいましたが、体力不足になるといけないので、朝と夕方近所を散歩していました。
最初は少しずつの距離から、だんだん延ばしていって、車と自転車と段差に気を付けて散歩を続けました。
幸い車の通りが少ない地域があるので、そこをグルグル歩いてました。近づいてくる車や自転車の音に集中するため、音楽は聴かずスマホも見ないようにして、周りを常に意識してました。
転ばないように、事故に合わないように…とすごく慎重に歩いてたんですが、まれに犬の散歩をしている人とすれ違う時がちょっと怖くて(;^_^A
子供の頃から犬が苦手なので、犬から距離を置いて避けるようにしてたんですが、ある時住宅の前を歩いてたら、敷地から放し飼いにされていた犬が飛び出してきて吠えかかってきたので、怖くて後ずさりしました(T▽T;)
すぐに住人が出てきてなんとか襲われずにすんだのですが、転ばなくてよかった…(T_T)
田舎なので、敷地内や近所は放し飼いにしているところが結構あるのです(ーー;)
今朝久しぶりに散歩してみました。その当時歩いていたところを歩いてみて、あの頃は田んぼに田植えされたばかりの稲が、今は立派に実りの時期を迎えているのを見て、ああ、季節が変わって行ったんだなあ~としみじみ実感できました。
休職中の散歩のおかげで、復帰後駅から職場までの長い道のりも、なんとか歩けるぐらいの体力がついていたと思います(*^_^*)
でもその頃はまだ、前向きな気持ちがあって頑張ろう!ってなってたんだと思う。
6月仕事復帰して、通院してから職場へ行って仕事して帰宅という生活スタイルになりましたが、雨の日は危ないので休みにしてもらい、復帰と言ってもまだ完全ではない状態でした。
リハビリもほぼ毎日通っていたけれど、肘の曲がりが90度までいかない…
もしかして…一生このままで、もう車の運転できないかもしれない…
努力しているのに成果が出ないのがつらくて、それでもリハビリに行かないと本当に動かなくなってしまうのが怖くて、なんとか頑張って行ってました。Aさん達の顔見てお話できるだけでも、精神的に少し軽くなっていたから、リハビリ頑張って行けたんだと思います。
そのぐらい、その頃は孤独でした。時間がたくさんあるから、こんな時に読みたい本がたくさんあったはずなのに、本が重くて読んでても集中できない。スマホゲームも同様に疲れてしまう。
唯一できる楽しみは、Amazonプライムビデオで過去のドラマを一挙見すること。
勇者ヨシヒコシリーズを始め、いろいろ観ました。また機会があれば、その時気に入ったドラマの感想や紹介を書きたいと思います。
今もまだ右手ファースト生活なので、ベッドの上はクッションだらけです(^▽^;)
左側にリモコンやティッシュなど置いてあります。後ろに写ってる孫の手も必要不可欠なもの(笑)
一番お気に入りのクッションは、丸いピンクのものです。ダイソー500円商品だけど、スベスベの手触りが心地よい(*´ω`*)
ベッドから落ちるのが怖いので、ベッド柵もAmazonで購入(笑)
買い物に行けない生活だったので、何でもネットで購入していました。
肘以上に肩が硬くなっていて、右手をまっすぐ上に上げることができない状態です。
もともと猫背で肩が前のめりになってしまう巻肩だとリハビリの先生に指摘されたので、肩甲骨を動かしてほぐす練習もしています。
そんな中インスタの広告で「巻肩の人のための枕」というのを見つけ、購入してしまいました(^▽^;)
両側を肩の上に乗っけて使うらしいのですが、結構この体勢で寝てるとしんどいので、頭だけ乗っけて腕は枕の上側に乗せてます(;^ω^)
真ん中部分が背骨辺りを支え、自然と肩甲骨が開くので、巻肩にならないらしいのですが、効果はいかに?(^▽^;)
今まで低い枕を使っていたから、余計肩が前のめりになっていたかもしれない。
骨折から半年ほど経って、日中はだいぶ痛みを感じなくなってきてますが、就寝している時は相変わらず痛くなるので、クッションはやはりまだ必須です(;^_^A
未だに寝る時腕の置き場の正解がわからず、あれこれ考えて眠れない時もあります(笑)
クッションはリハビリの自主トレにも役立つので(リハビリ室でやる時は、クッションではなくバスタオルを何枚も使用する)気づいたらこんなにも増えていました(^▽^;)
(ちなみに旦那さんは別室で寝起きしてますので、この広いベッド独り占めです(笑))
現在肘の曲げは最高105度、もう少しで110度行くかなというところです。
リハビリスタッフさん皆マイ定規(肘や腕の曲がりの角度を測る)を持っていて、それで毎回測定するのですが、折れてない左腕が通常の曲げだとどのぐらいの数値なのか測ってもらいました。
左手でペタっと左肩を触る角度は140度だそうです。つまり、ここまで行くのにはあと30度必要(;´Д`)
100度に達するにも何ヵ月とかかったのに、あとどれぐらい頑張れば、ここまで曲げられるようになるのか(´Д⊂ヽ
Aさんが言うには「マッチョな人だと肩に手がつかないこともあるから、食事や顔洗うのに必要な角度は140まで行かなくても130度ぐらいで大丈夫」とのことです。
整形外科の先生達が口を揃えて「ひどい骨折」「かなりシビアな折れ方をしてた」とおっしゃるほどなので、もしかしたらこれ以上曲げられない後遺症が残ってしまうのかもしれないですが…
なるべくなら、元に戻りたい。なぜならばもし左手をケガしてしまったら、自力で何もできなくなってしまうのが怖いから(≧д≦)
ひとまず今の目標は、顔が洗えるようになること。
食事はだいぶ右手を使えるようになってきてますので、次なる目標は顔を洗うこと。
今だと頑張っても、おでこを親指の先で触れるぐらいです(;^_^A
髪はかなり頭を下げて、シャンプー用のヘアブラシで洗えるようになりました。
なので、今後はダイレクトに顔を触れるぐらいになることを目指します。
今は左手で顔洗っても、あまり上手く洗えないので、主に洗顔シートを活用してます。
今年の夏は暑かったので、汗拭きシートやドライシャンプー用のシートも大活躍でした(*^_^*)
ウェットティッシュもそうだけど、こういったシートって開けるとすぐ乾燥してしまうので、チャック袋に入れることにしました。
今は何でも100均で購入できるし、ドラックストアもいろんなものが置いてあるので便利です。
あと今回の骨折で購入したものがたくさんあって、車に乗れない時期、電車やバスの時間を確認するために、腕時計が欲しかったので、ネットでスマートウォッチを購入しました(*^_^*)
心拍数や歩数も測れるし、スマホと連動してLINE通知や電話受信もしてくれるからとっても便利ーーヾ(≧▽≦)ノと思っていたのですが……
購入してから1ヶ月ぐらいして、充電全くできなくなってしまいました(T▽T;)
充電できなきゃ何の役にもたたない、ただの腕時計型リストバンド(笑)
現在時刻を知る最低限の機能が欲しかったので、通院途中駅前のダイソーに飛び込んで腕時計を探し、300円で購入しました(^▽^;)
シンプルtheベスト(笑)
時間を見るだけなら、最初っからこれでよかったじゃん( ̄▽ ̄;)
思えば携帯電話を持つようになってから、腕時計っていうものをしなくなりましたね。
だって携帯見れば時刻がわかるから。そう思っていたんだけど、片手不自由な状態でスマホをカバンから出しているのがとても大変だったので、やっぱり腕時計って便利なものだと改めて思わされましたm(_ _)m
あと照りつける強烈な日差しから、私を守ってくれる日傘も買いました。
新しく買い直さなくても持っていたけれど、それらは皆柄の部分が短いものなので、肘が曲がり切らない右手で持てないのです(左手はフリー状態にしておきたい)
なので、大きめの晴雨兼用の傘を買いました。右手で持って肩で支えれば、十分差すことが可能です(*^_^*)
ホント大活躍してくれました(≧▽≦)
今後も大事に使って行きたい1本です。
そして、今年の猛暑を乗り切らせてくれた(実際乗り切れなくて一回倒れてるけど)大流行しているハンディファン(≧▽≦)
手持ちのものは今の私にはNGなので(^▽^;)首から下げられるタイプのを楽天で買いました。
が……!!!
こちらも届いて1週間で動かなくなりましたΣ(゚◇゚;)
なんでだ!!?なんで買ってすぐ壊れるんだーー!!。°°(≧□≦)°°。
幸い保証期間内(そりゃ1週間で壊れるのは早過ぎる)だったため、お店にメールで問い合わせたら、新しいものを送りますと返信があり、届くまでハンディファンなしで乗り切ろうとしたところ……届く前に乗り切れず熱中症でダウン(T▽T;)
あの頃はいろいろ悪いことが次々重なってしまったな…(T_T)
と言うか、連日37℃38℃猛暑日っておかしいだろ!?
そんな中一番暑い時間帯に、25分かけて歩くってどう考えても危ないだろ!!?
倒れたのがリハビリ中だったのが幸いだったというか、病院内なのですぐにストレッチャーに乗せられて、救急病棟へ運ばれ点滴をしてもらいました。
倒れる前の日も気分悪くなって仕事を早退させてもらってたので、その話をAさんにしながら最初のうちは何ともなかったけれど、だんだん意識がぼんやりして受け答えができなくなって、トイレにも行きたくなって一旦リハビリを中断。
トイレから戻ってきてお水もらって飲んだけど、顔色が真っ青だったらしく横になって一回血圧測ってみようとなり、Aさんがバタバタと血圧計を取りに行って、その間リハビリの先生が「どこが気分悪い?」「熱は?」と付き添って看ていてくれました。
Aさんが血圧計を持ってきて測ろうとするも「圧がかからない!なんで?」と何回も測ろうとしてるのを見て「…A…さん、そっち、右…ケガしてる方…」「あああ!!!ホントだ!ごめんなさい!!!」
こんな緊迫した状況でケガしてる方の腕で血圧測ろうとするAさん、いつもしっかりしてるけどたまにドジっ子(笑)そこがカワイイ( ´艸`)
左腕で血圧測ったら220もあって、スタッフさん皆が慌て始めました。他の患者さんもいたのに、スタッフさん達が集まってきて、診察医の先生を呼んできたり、熱中症なら冷やさないとと動いてくれたりしてました。
リハビリ室は新棟の端にあって、救急病棟は旧棟の端なので、ものすごく遠いところをAさんと主任スタッフさんがストレッチャーで運んでくれたのです(T_T)
朦朧としながら「もうちょっとなんで頑張ってください」「ここ段差あって少し揺れますよ」と声かけてくれるAさんに「すみません…」とだけ言うと「謝らないで」と言ってくれて泣きそうになりました。
頭痛と吐き気もあったので、脳のCT撮って脳出血がないかも確認してもらい、そっちは異常なしだったので、過労と脱水症状で軽い熱中症になったのだと言われました。
それまでリハビリ・仕事・母の面会と3つの事を頑張ってたのがそれでプツッと切れてしまい、リハビリ以外のことを一旦お休みしようと決心しました。それでクビにされるんだったら、もういいや、辞めて他探そう…とも思いました。
一番大事にしないといけないのは、仕事でも他人からの評価でもなく、自分自身の健康なんだと…
まあ、何をどう言ったところで、自分の主義主張ばかり叫んで他人の痛みに寄り添う気もない人とは理解し合えないと、そう割り切った感もありました。
自分本位な人の事よりも、自分を大事にしてくれる人のために頑張りたい。
そう思えたのは、その時のブログを読んだちいちゃんが心配して「香月ちゃんは十分頑張ってるよ!」とLINEでメッセージをくれたからです。
私の周囲にいる人全員が味方ではなかったけれど、ちゃんとわかってくれる支えてくれる人もいるんだってわかって嬉しくて号泣しました。
それにすごく一生懸命親身になって、一緒に頑張ってくれるAさんのためにも頑張って右腕動くようになりたいです。
熱中症で倒れた後、しばらくは部屋に引きこもって涼しい部屋で一日中配信ドラマを流してました。
観てるっていうより、ただ流していただけだったなあ…
唯一勇者ヨシヒコを観てる時だけは、右腕のことも仕事のことも、何も考えなくていい時間だったなあ…
お盆明けまで仕事を休ませてもらい、8/15の再診察で麻酔を鎖骨辺りに打ち、右腕の力を抜いた状態にして、先生が曲がるところまで曲げて確認しました。
麻酔を打ってるから痛くないはず…と思ってたのに、麻酔の意味あるんかーーーい!!(≧д≦)ってぐらい痛くて泣き叫んでました。本来この治療は、熱中症で倒れた翌日に行う予定だったのです(;^_^A
多分体調悪くなったのは、この麻酔術が嫌で嫌でストレスを相当感じてたのもある(笑)
リハビリスタッフさん達は、こういった無理やりな治療にはあまり賛成していなかったので、時間がかかってもいいから、痛くない範囲で自然に曲がって行くようサポートしていきたいと、先生に申し出てくれたおかげもあって、それ以降の診察ではあまりグイグイ言ってくることはなくなりました(;^ω^)
痛い思いをして頑張ったから…その見返りじゃないけど「先生、お願いですから、車運転の許可をお願いします!」と頭を下げてしぶしぶ許可をもらいました(^▽^;)
車運転可能となったのがとてもとても大きかったです。
それまで苦労していた通院・通勤が格段に楽になった分、精神的ストレスが減って仕事もしやすくなりました。
買い物も行けるようになったので、それまでできなかった料理も少しずつできるようになっていきました。
車運転解禁を皮切りに、ペットボトル飲料を右手で持って飲めるようになり、右手で持ったスプーンでご飯を口に運べるようになったり、シャワーやドライヤーも右手でできるようになっていきました。
それまでどれだけ頑張ってもできなかったことが、少しずつできるようになっていったのです。
『夜は明ける前が一番暗い』
そう誰かが言ってました(by「遺留捜査」糸村警部補)
誰の名言だったかはわからないのですが、まさにこれの通りだなあと不思議に思います。
そして今現在は、8割方右手でご飯が食べられます。
まだおにぎりとか直接口に運ぶものは届かないけど、箸やスプーンなどを使えば、口に入れられます。
メガネも触れるようになりました。かけるのも外すのもまだ左手のサポートがいりますが、なんとかできます。
これがスムーズにできるようになれば、顔を洗うこともできるようになる。
リハビリの先生が「装具の付け時ね」と言って、Aさんが頑張って手作りの肘曲げ強制ギプスを作ってくれましたーヾ(≧▽≦)ノ
ギプスを作る時の透明なシートを腕に巻き付け型を取り、そのシートを冷やすとプラスチックみたいに白く硬くなります。
大きさを調整して、関節の代わりとなる金具を取り付け、腕に固定するためのバンドをマジックテープで止めます。
そして手首側と肩側にゴムをはめる部分を取り付けて完成(*≧∀≦*)
最初の頃、着け終わって外したあとにゴムがどこかへ行ってしまって失くしかけたので、ゴムの部分に蓋をつけてもらい、肩側に常に付けておいて、それを引っ張って手首側に取り付けます。
Aさんお手製の装具スゴイです👏👏👏✨
これを1日2回、20分間取り付けます。星飛雄馬大リーグ養成ギプスみたい(笑)
ゴムは緩めにしてあるそうなので、そこまで痛くはないですが、しびれや痛みを感じたら無理せずすぐに外すよう言われました。
20分って意外に長いので(^▽^;)10分を2セットでもいいそうです。
Aさんが頑張って作ってくれたこの強制ギプスを付けて、肘が曲がるように頑張りますo(≧▽≦)o