私が入院する前、

相方は子供と2人の生活に自信がなくて、

「(入院するよりも)家にいてくれた方がいい」と言っていた。


でも私が入院してわかったのは、その生活の楽さだった。


子供の世話で大変だって言っても、

うるさい妻がいなければ、自分のペースでやれる。

子供に食後にチョコを食べさせようが、寝る前にアイスを食べさせようが、

文句を言う奴はいない。


キムチを食べようが、カップ焼きそばを食べようが、

臭いに文句を言う妻はいないし、

料理の味も思い切り濃く、自分好みにできるから、

酒がうまく飲める。


妻がいないと何もよりも、洗い物が少なくて非常によい。

台所の流しに洗い物がたまるのが大嫌いな相方。

1度の食事の洗い物をするのに、3,4回するのは日常。

自分がいない間に妻が使った皿が流しに置きっぱなしで、

帰宅するとまずその皿を洗わなきゃいけないのがうざく、

妻が入院してるとそれがない。


あぁ、妻がいないと快適。


で、妻が退院しちゃったわけ。


相方的には妻がいなくて快適っていう意識はあまりなかったみたいなんだけど、

退院してからの妻の存在のうっとうしさはかなり大きかったらしく、

入院する前よりもさらにイライラが増していた。


私が朝食に使った皿を出かける前に見てイライラと、

「置いといても誰も洗ってくれないから洗ってから出かけるかっ」

と叫んで洗う。


私が昼食に使った皿を夕方帰宅して見てイライラと、

「あ~あ、帰って来て皿洗うところからやんきゃなんねえし」

と舌打ちし洗う。


子供と風呂に入る前に夕食に使った皿を見てイライラと、

「風呂に入ってる間に誰かが洗ってくれるわけじゃねえし」

と怒りながら洗う。


私に聞かせるためにわざわざ口に出して言うわけね。

私は2月中はおとなしく聞いてるだけだったけど、

体調が上向き始めた3月からは、吐きそうになりながらも昼は皿を洗い始めた。

相方は私が皿を洗っても何も言わなかった。

洗っておくのが当然らしい。

たまに具合が悪過ぎて洗わないで置いておくと、また舌打ちされた。



3月の下旬頃になって、相方が言ったこと。


「君が退院してきて、洗い物が増えるしさ、うるさいしさ、


頼むからもっと入院しててくれっ!!


ってあの頃は思ってた」


ひどい言われようだ。



相方が体調を崩して家で寝てたりすると私もイライラする。

だから、私の存在がうっとうしい気持ちはわかる。


でもさ、相方が具合の悪い時に私が思うことって、

「外泊して遊んでるから体調悪くなるんでしょっ」とか、

「子供が病気でも出かけるくせに自分の体調が悪い時だけ、飲みに行くの断わるのかよっ」とか、

「毎晩2時頃までゲームしたりしてたでしょっ」とか、

生活態度とか外泊とか、そういうことがイライラの原因になってる。


つわりで寝込んでる妻ってのは、

それとは違うわけ。

なのに、妻の存在がうっとうしくてうっとうしくて仕方ない。


夫婦なんてダメね、

他人だし、

他人以上にうっとうしくて目の前から消えてほしいんだから。


私の性格に問題があるにしても、

体が弱ってる時だからつらかった。


もっと入院してればよかったって、

ふとんの中で泣いてばかりだった。