翌日、 点滴が終わってトイレから戻り携帯を見ると相方からメールがきていた。


「2階に来れるなら来い」


今日、子供が嘔吐したのでまた病院に連れて来たのだ。

命令調のメールは怒ってる時だ。

私の病室が3階で、外来の診察室が2階にある。

あわてて2階へ行くと、ぐったりした子供と不機嫌な顔の相方がいた。


インフルエンザとか風邪がはやってる時期に、

寝込んで抵抗力の落ちてる妊婦としては長居したくないんだけど、

相方が一緒に中へ入れと言うので、診察室の手前の中待合まで一緒に行った。


でも起き上がってると気持ち悪さがこみ上げてくるので、

病室で寝てるからと言って、戻った。



私が外来にいるのを見つけた看護師が

「よくあるのよ。ママが入院してるとストレスで子供が具合悪くなるのって」と言っていた。


子供が吐くと、そりゃ大騒動で、相方1人で大変だっただろうな。

ってのはよくわかってる。

でも私は“役立たず”で。



子供が具合が悪くて吐いてるっていうのに、

私は頭の片隅で、

相方に対して“ふふんっ”っていう感情がわいてしまう。


子供が具合悪い時、

目の前で子供の様子を見てる時だけ大騒ぎして、

飲みに出かけて、外泊して、

その外泊が飲み過ぎてべろべろで仲間で泊まったのか、

不倫の彼女とお楽しみだったのか、

どっちか知らないけども、

本人だって全く覚えちゃいないだろうけども、

私はその時の、

君が遊んでる時に、

具合の悪い子供と2人でいる時の気持ちはそう簡単に忘れられないんだから。


だから今、

病気の子供を抱えて、

自分だけで右往左往する気持ちを思い知れ!

とか相方に思ってしまう。


ダメだな、私。



子供は点滴することになり、

私の病室に連れて来られ、ソファで寝かされて、点滴。

私が点滴されてるのを今まで見てるので平気らしく、おとなしく点滴され、

点滴後のひと眠りから覚めると、

自分で起き上がって話をし始めるくらいの元気を取り戻していた。