前回のつわりの話の続き。
つわりがひどくて衰弱し、
看護師に荷物を取りに家に戻るのを止められるまでになって、
やっと入院できた私を待っていたのは36時間ぶっ通しの点滴だった。
つわりって、病気じゃないから、
脱水症状を改善するためにひたすら点滴するだけみたいで。
(医者や症状によっては点滴に吐き気止めが投与されたりするみたいだけど、
ここでは普通の点滴っぽかった)
その後も来る日も来る日も点滴だけ。
食事は点滴明けはおもゆ、それからだんだんとおかゆ、
後は本人の希望次第だったんで、しばらくおかゆを食べていた。
でもさ、主食がおかゆでもさ、おかずにギョウザとか出てくんの。
ギョウザ、無理だって。
つわりがひどい人に、そんな臭いのきついもん。
入院してすぐ栄養士が希望を聞きにくるんだけど、
ギョウザとかいちいちメニューで指定しなかったし、
つわり対応メニューとかがあるもんだと思ってたら、ないのね。
で、入院してからも毎日毎日吐いていた。
同室の他の2人も、つわり組だった。
たまひよに入院するほどの病的なつわりになるのは、妊婦の0.5%と書いていたけど、
けっこういるんじゃん。
だけど、1人は吐かない人だった。
看護師が検温ごとに様子をチェックして聞いていくのだけど、
その人はいつも「吐いてません」と告げ、
“吐かないけど気持ち悪くて食べられない”ので体重が減って入院したらしかった。
吐き倒してる私からすると信じられなかった。
吐かないで入院できるなんて信じられない。
案の定、その人が1番に退院していき、
私は最後だった。
ちょっと吐かなくなると、すぐに退院させよう、
また悪くなったらまた入院すればいいんだからって感じで、
(診療報酬の関係でその方が儲かるのかもしれないけど)
2週間で不安いっぱいのまま退院した。
案の定、家に戻るとまた気持ち悪い毎日が始まった。
退院してから4日後に私の両親が車でやって来て、
私を実家へ連れて帰った。
環境が変わったせいか、
実家へ行った日からピタリと吐かなくなった。
家に自分ひとりでいるより精神的にも楽だったし、
母親の薄味の料理も体に合っていたのかもしれない。
実家で10日くらい暮らすと、つわりのおさまった普通の妊婦になっていた。