寄り道の目的だった用事を済ませ、
普通電車で帰途に着いた。
新幹線で東京から直接来てないので、彼女を思い出してブルーになることもなかった。
相方が実家の留守番で迎えに来れない時間だったので、
駅からバスに乗った。
去年もバスに乗ったよなぁ。
2週間以上ぶりに帰って来たのに、駅に着く直前に“飲みに行く”とメールで告げられて、
あまりに悲しくて腹立たしくて、
改札口に迎えに来てた相方を拒んでバス乗り場へ歩いて行った。
あの時の気持ち、忘れない。
同じ車窓をあの時より穏やかな気持ちで眺めてるって事が、不思議な気がする。
そして去年と同じようにバスを降り、荷物を担いで家に着いた。
今回は9泊10日留守にしたんだけど、
まぁ去年と同じく家の中は出かけた時のままに近かった。
期間が短かった分、郵便物は散乱してなかったけど。
とえりあえず相方には帰宅したことを伝えてなかった。
っていうか、寄り道その2の行き先を教えてなかったので、
東京から直接帰って来ると思ってるだろう。
新幹線で3時間の東京からではなく、普通電車で1時間の所から帰って来たので、
とっくに帰途に着いていた。
どうせ迎えに来れないんだし、相方には黙って勝手に帰って来た。
そのくらいのちょっとした意地悪でもしないとやってらんないのよっ。
っていうか話をしてもすぐ忘れちゃう人だから、時々話をするのが面倒になっちゃうのよね。
相方には帰宅したことを伝えなかった。
いつもなら東京から新幹線に乗る時間になっていたので、
相方からメールが来た。
「新幹線に乗ったの? もう家にいたりして」
げっ。
読まれてる?
「その通り。家にいるけど」
「おかえり![]()
![]()
」
それだけ? リ、リアクション薄っ。
もう少し反応してくれよ!
夜遅く、実家の留守番を終えて相方が帰宅した。
何で家にいると思ったのか聞いたら、
「いつもなら何時の新幹線とかメールしてくるのに何も来ないから、ちょっと書いてみた」、だって。
なんか読まれちゃったみたいで、つまんない。
その後ちゃんと寄り道その2の説明をしておいた。
でも、何で前もって説明してなかったかとか、聞いてこない。
反応薄いとがっくり。
まぁ、妻子の行き先をさして追及しないのはいつもの事だし。
去年までなら“そんなに妻子に興味ないのか”っていきり立つとこだけど。
翌日、子供にゆっくり会った相方は、
「じいばあに会って来るとぐんと成長するね」としみじみと言っていた。
ほら、子供は祖父母に会ったほうが成長するのよ。
私と子供が私の実家に行くのは悪いことじゃないのよ。
子供にとっていいことなのよ。
それをわかってるなら、妻子の不在を利用しないでほしかったよ。
妻子の不在時に不倫始めないでほしかったよ。
去年の遠距離不倫中なんて、
妻子の不在で君が安心して彼女に会いに行ってたかと思うと悔しいさ。
人の気も知らんで、何しみじみと子供の成長感じてんだ。
いや、父親としてはいい行為ですけどね。