ところで、私の親の住む離島の家はボーダフォンは圏外。
(ちなみにドコモは埠頭の先まで行くとアンテナが立ち、auは家の中でもOK)
固定電話しか連絡手段がない。
去年は自宅に毎晩のように電話しても相方は1度も出なかった。
実家や携帯にかければ相方をつかまえられたかもしれないが、
実家はIP電話じゃないので電話代も高いし、
携帯にかけるとさらに電話代がかかるし、
こっちから実家まで電話すると相方の行動に探り入れてるって嫌がられそうだし、
携帯にかけると出なかった時に“また誰かと遊んでて着信無視してるんだ”って思うのがイヤだし、
何よりシャクにさわるので、実家と携帯には電話しなかった。
9泊滞在して、通話できたのは相方が実家から電話してきた1回だけだった。
よく平気だよね、子供と話しないで。
一緒にいられないなら、電話で話くらいしてくれ。
ってよく思ったもんだけど。
今年は6泊滞在。
4泊目の夜、自宅に電話してみた。
受話器を取った時の電話機の軽い音がして、相方が出た。
受話器を取った時の音、それは私の聞き慣れた音だった。
結婚する前、携帯がまだこんなに普及してなかった頃、
1人暮らしの相方と、親と同居の私と、
いつも電話するのは私からで、
相方が受話器を取った時の音を何百? 何千? と聞いていたのだ。
その音を聞いたら、なんか昔を思い出して、
思わず旧姓を名乗ってみた。
相方にはスルーされて、普通に会話されてしまったけども。
相方と離れると少し客観視できるようになる。
でも別に答えが見つかるわけでもない。
妻子のいない間に隠れて遊んでても、まぁいいや、
そんな風にあきらめが定着した。
疑ってるわけじゃないけど、そういう心持ちだってこと。
あきらめの中で結婚する前の昔を思い出すと苦しくなる。
でも思い出さないよりいいのかもしれない。