6月の下旬、久しぶりに新幹線に乗った。


そしたらぶり返した。


また頭の中、彼女の事でいっぱいになってしまった。


3月に中旬、下旬と続けて乗った時に、

2回目は案外大丈夫だったんだけど、

久しぶりに乗ったらダメみたい。


前と同じことの繰り返し。



行きはそれでも軽かったんだけど、帰りがねぇ。


臨時の8分後に通常便が出発するというパターンが、

混んでなくて使い勝手がいいので、

また彼女と同じ時間の新幹線に乗ってしまった。


暮れていく空、

光り始めるネオン、

広がっていく闇、

彼女も同じ車窓を見ていたはずだ。

彼女が車窓を眺めるタイプかどうかは定かではないけれど、

ちらっとでも車窓を見たとき、そこには同じような空が広がっていたはず。


3月に乗った時はそうじゃなかった。

彼女は3月には相方に会うために新幹線に乗ってない(たぶん)。

峠に雪が残っていたこととか、3月の車窓を彼女は知らない。


でも6月の車窓を彼女は知ってる。

去年4月にUターンして引っ越した相方を、

翌週には会いに来たのだ(おそらく)。

そして毎月何度も会いに来るようになる。


“あとどれくらいで着くんだろう”とつい時計を見てしまう、その時も、

“あぁ、きっと彼女もこうやって時計を眺めてたんだろうな”と思ってしまう。


おかげですっかり車内で不機嫌になってしまい、

駅に迎えに来た相方にも、すんなりと話せず、

帰宅してもなんだかイライラしどうしで、そんな私を相方が嫌そうに見ていた。



う~ん、修行が足らない。

いまだにこんな事で気に病んでるようではダメだ。

新幹線にガンガン乗って克服しなければ! というのも間違ってるしな。


でも、何が1番情けないって、

新幹線の自由席で土曜に上京、日曜に帰宅だったにもかかわらず、

【土・日きっぷ】の存在をすっかり忘れて、正規料金を払って乗車してしまった私だ。

うわ~ん。

あぁ、ダメだ、やっぱり修行が足らない。