話は6月に戻る。
父の日の幼稚園の参観があった。
父子で工作なんかしちゃうわけなので、
私は遠慮することにして車で幼稚園まで2人を送って行った。
家まで戻ると相方から携帯に着信。
出ようとしたら切れた。
メールを見ると、子供が帰ると言ってるから迎えに来てとある。
なんですって!?
子供が帰りたがってるからって、そんなあっさり帰してどうする。
とりあえず、休む間もなく幼稚園へ引き返した。
が、幼稚園へ着く前に、途中の道を歩いてる2人を発見した。
本当に帰って来ちゃったのかい・・・。
帰ってしまったもんは仕方ないので、家へ連れて帰った。
どうやら、幼稚園の玄関で嫌な男の子の事を思い出して、
急にイヤになったらしい。
父親がいるのをいいことに甘えて、帰りたくなったのだ。
せっかくの参観日だってのに、もう少しなんとかならなかったんだろうか・・・。
昼前、担任の先生から電話があった。
「急に帰られてしまって、こちらも気付かなくて・・・」
ええっ!
担任に断わらずに帰ってきたの!?
「これからうかがいますので」
うわ~ん。
先生は父親が連れて帰ったと思っているのか、しきりに“お父様”を気にしていた。
やれやれ。
幼稚園の玄関で「おうちにかえる」と騒ぐ子供を、
他の先生がかなり引き止めてくれたらしいのだが、
子供が騒ぎ続けるので「じゃあ帰ります」とその先生に言って帰って来たらしい。
担任の先生はちょうど教室で父親一同に何か説明中で取り込んでいたし、
帰りかけてる子供を引き止めてるだけで、精一杯だったらしい。
でもさ、やっぱ担任に断わらなきゃまずいでしょ。
ピンポ~ン。
担任の先生がやって来た。
工作キット一式と子供が絵を描いた父の日のプレゼントと上履きを持ってきてくれたのだ。
先生は玄関に現れた相方に謝り、
子供にはどうして帰ったのかと理由を聞くでもなく、
「先生にちゃんとさようならしてから帰ってね」ときつい口調で言っていた。
ほらね、担任に断わらないで帰っちゃまずかったのよおぉ。
そういうのこそ、本当の“役立たず”って言うのよっ。
と、相方に言ってやりたかったが、
子供がワガママ言って騒いでる時は、言うことを聞いた方が楽だ、
という気持ちは理解できるので言わずに我慢した。
先生のあの口調からすると、普段からうちの子供はワガママっぽい。
あぁ、問題園児がまた問題行動しちゃったのかしら。
ったく、父親がついててなにやってんの。
いや、父親が一緒だから甘えるんだけども。
でも、やっぱ、担任に断わってから、帰ろうよぉ・・・。