4月下旬のお話の続き。
ある日の夕方、ジャス○で。
あんまりお腹がすいてきたので、おもちゃ売り場へ戻り、
子供に「ご飯食べよう」と言ってみた。
「ちがうよ、ごはんじゃないでしょ、ハンバーグでしょ」
またマックか・・・。
でもフードコートだから他のもの食べればいいか、はあ~。
子供、一目散にマックのハッピーセットのおもちゃ見本のケースへ走っていく。
「これ、あたし、これがほしい」
子供、すぐにカウンターへ行こうとするのを一生懸命引き止める。
マックって、っていうかハンバーガーのファーストフードって、実はやっかいな所。
私は好きじゃないけど、相方は好き。
そして、何にしようか考えてると、店員がカウンター前のメニューを見ろと勧め、
そこでぐずぐずしてると相方が怒り出す場所。
だからカウンターに行く前に何を頼むか決めておかないと・・・。
考えたけど、今月5回目のマックで、なんか気が乗らない。
んー、どうしよう。
とりあえず、相方の頼むものを確認する。
間違えたりカウンター前で「どうする?」なんて聞いたらまた怒り出すもの。
んー、どうしよう。
200円以上出して食べたい単品もないし。
相方と子供がカウンターで注文し始めた。
相方が「早く」とイライラと私を呼んだ。
私に注文させるつもりが、
私がポスターの前にいつまでもつっ立って決められず、
カウンターから店員が「どうぞ」と言うので恥ずかしくなって、私に腹を立てて自分で注文したらしい。
自分の注文だけしておいて、子供の分は私に注文しろっていうのだ。
子供の分も頼むくらいしてくれてもいいじゃん。
「ハンバーガーにする? ナゲットにする?」
「ハンバーグ」
「本当にナゲットじゃなくていい?」
「いいから早くしろよっ」
「ハンバーグだとソースがついてこないけど、いいの?」
「いいよ」
「いいから早くしろって」
相方が完全に怒っている。
カウンターから店員が呼んでるのにカウンターに行かないのは恥ずかしいけど、
カウンターで注文中に怒り出すのは恥ずかしくないらしい。
ますます食欲がなくなったので、私の分は注文しなかった。
フードコートの他の店で何か買う気力もなくなった。
どうせ子供がハンバーガーを残すから、それでいいや。
飲み物は持参のペットボトルのでいいし。
相方は子供を連れて先に座席へ行ってしまった。
ハッピーセットの袋を破って、騒ぐ子供と、
黙々とハッピーセットのポテトをつまむ私と。
「あなたは何も頼まないんですか?」
相方が私を“あなた”と呼んで丁寧に話す時は、
怒ってるというか腹立たしいっていうか、ただ怒ってる時とはちょっと違う、嫌な何かを含んでる時。
相方が不倫を告白したメールの時も、私は“あなた”と書かれて、すごく丁寧な文章だった。
だから「あなた」と呼ばれて、私はスイッチが入った。
「考えてる時間がなかったから」
「(メニューの)前でバカみたいにずっと立ってたのに、なんで考える時間がねえんだよ」
「マックなんて食べたくないから」
「おめえがゆうをマックに誘ったんだろっ」
相方が私を“おめえ”と呼ぶときは完全に怒ってる時。
子供の名前を呼び捨てにする時も怒ってる時。
「おめえ」と言われて、私は完全にスイッチが入ってしまった。
荷物を持って立ち上がり、そして店を出た。
私が悪いのはわかってるけど、
あんなにカウンター前で不快感をあらわにする必要はあるんだろうか?
やっぱり、ただ私が不快だからじゃないのか?
一緒にいるのが私でなければ相方はあんなに怒ったりしない。
経験でわかる。
付き合って2,3年の人間に相方はあんな風に感情をあらわにしない。
だから彼女にだって、あんな態度したことないはずだ。
私がいない方が君の人生平穏だよ。
私が死んで保険金が入れば万々歳だろうさ。
家まで1時間は歩く覚悟で店を出たものの、すぐに雨が降って来た。
ホント、私っていつもタイミング悪い。
余計に泣けてくる。
幸い小雨だったので歩き続けた。
店を出て25分後、相方からメールが来ていたことに気付いた。
私が店を出てすぐに送信されたメール、
「てめえがゆうをマックに誘ったんだろう。マックなんか食いたくねえんなら誘うなぼけ」
ぼけか・・・。
私の事が不快以外のなにものでもない。
不倫を告白する前の態度と一緒。
結局、本質は変わらないのかな。
1度見限った女は見限った女でしかない。
覆水盆に返らず、だ。
1分遅れで送信されたメール、
「マックの看板の前で何分考えればいいんだよ」
心配もしてくれないらしく、その後のメールはなかった。
「ごめんなさい」と返信しておいた。
そもそも悪いのは私だし、
勝手に1人で帰って、バカなことしてるのだから。
店を出て30分後、
「ゆうちゃんがお母さんを探してます」
子供をちゃんづけで書いてるあたり、相方も落ち着いてきたんだろうか?
「ごめんなさい」と返信しておいた。
35分後、家に着いた。