今回の上京、行きの新幹線で憂鬱になった。

帰りももちろん憂鬱。

だって彼女のご愛用の新幹線になっちゃったんだもん。


その前に臨時があったので、できれば臨時に乗りたかったのだ。

たとえ到着時間が6分しか違わないとしても、彼女がよく乗っていた新幹線よりも臨時の方がいい。

だが始発駅で8分前に出発するその臨時は混んでて座れなかった。

幼児連れだと2席並びで空いてない限り座るわけにもいかないのだ。

指定席だと幼児でも有料になってしまうので自由席しか乗れない身としては見送るしかない。


8分後の通常列車は、臨時のおかげですいていた。


「9時頃に着く新幹線に乗れました。とか彼女もメールしたのかな、やれやれ」

相方に連絡のメール。ひと言多く書かずにはいられない。


で、また彼女の事を考えてしまう。

早番の仕事が終わってから、この時間の新幹線に毎週の様に乗るんだもん、大変だよな。

それでも心躍ったりしたんだろうな。久しぶりに会えるから。

久しぶりっても1週間ぶりとか10日ぶりとか遠距離恋愛にしちゃ短いけど。

夜の新幹線なんて1人で乗ってたら寂しくなるよな。

でも会いに行く時だから寂しくないのかな。

不倫だから少しは寂しいのかな。


相方に正確な到着時間を教えてと頼んでいたので、返信があった。

地方の家には新聞屋がくれたJR時刻表が貼ってあって新幹線の時間なんてすぐにわかる。

到着時刻の隣りに(>_<)がついていたので、また意地悪したくなる。


「時刻表見なくても時間覚えたんだ?」


「時刻表見に行ったよ(*_*)」


「12月のダイヤ改正で変わったし、覚えてるなんて思ってないよ。

時刻の隣りに(>_<)なんてついてるから、覚えてるのかと少し思ったけど」


「変わってなくても覚えてないよ(^o^)/」


ふん。

変わってなくても覚えてないって、そんなこと言ってもだな、自慢にならないって。

言い訳じゃなく、本当に覚えてない男だ、君は。

彼女は毎週のように来てたんだから、時間くらい覚えてあげなさいよ。

君は何回彼女を迎えに行ったんだよ!

相変わらずそういうとこ薄情な奴だな。


子供が車内で寝てしまったとメールしていたので、相方がホームまで迎えに来てくれた。

前は改札口にもいない時が多々あって、

眠った子供と荷物抱えて駐車場まで歩いたら、車から相方が降りてきた事もあった。

わざわざ到着時刻を教えてるんだから改札口まで来てくれればいいのにとよく思った。

珍しく改札口にいた時はその後飲みに行く(つまり彼女に会う)という時で、

それを到着2分前にメールで告げられた私は怒ってバスで帰った。

私だけならまだしも、子供が一緒にいてこの扱いだった。

私がどれだけ見限られてたかがよくわかる。


駅は悲喜こもごもっていうか、悲しみばっかりだったな。

出かける時は私がいないとせいせいするんだろうなと思い、

帰って来ても、私なんて帰って来ない方がいいんだと思わされ、

駅から家に向かう車窓の風景はいつも沈んだ気持ちで見てた。


あ、車窓を沈んだ気持ちで見てるのは帰って来た時に限らないけど、

帰って来た時は特につらかったという事で。

バスで帰った時は車内で涙出そうだったもんな。今思い出しても苦しい。

それを思えば、今は幸せなのだ。

あぁ、幸せのハードルがすげえ低い・・・。