誕生日を理由にやっと家族旅行を実現させた。
なんのことはない隣町の温泉旅館1泊だけど、
引越後、数々の誘いを断られた身には感慨深い旅行だ。
んが2日前、相方が風邪薬を飲んでいるのを目撃。
体調崩したんですか? せっかく明後日家族旅行だっていうのに。
飲みに行った週はそうやってすぐ体調グズグズになるんだから・・・。
だから迷惑だってんだ、日常生活に影響を及ぼさずに飲めってんだ。
それなら、あたしゃこんなに文句言ってなかったよ。
つーか、夫婦崩壊しなかったよ。
んで、前夜。
私、お風呂に入ろうとしたら妙に寒い。
出てきたらゾクゾクする。熱っぽい。だるい。
なにやってんだ私。せっかくの旅行なのに。早々に寝る。
翌日、起きた時はだるかったけど、昼食後くらいから元気になってきた。
で、引越後、そして不倫告白後初めての旅行へ出発。
知らない道を車で走る相方は緊張している。
道を間違えようもんならまた怒り出すのは目に見えている。
こっちも地図を見ながらヒヤヒヤする。それも後部座席からナビなのよ。
判断を躊躇させるような分岐はあったけれど、道を間違えることもなく、
最後は電柱の旅館の広告がご丁寧に指示してくれたので、難なく到着。
車で30分も遠出するのは仕事以外では初、家族旅行で初。
初めての事だから、何年か後に相方に聞いても覚えてもらえてるかもしれないな。
旅館到着後、子供に振り回されながらも、ゆったりと時間は流れた。
大人2人と未就学以下の幼児1人のファミリー向けプランで予約して、
家族風呂貸切がセットになっていたので、入っちゃったりして。
それも貸切風呂なのにやたら広い。小さい旅館の小さい風呂場より広いのだ。
浴場で走っては転ぶ子供に気は休まらなかったけど、精神的な意味では休まった。
夕食も値段のわりには豪華で品数の少なさを感じさせなくて、
刺身とか天ぷらとかお決まりモノがなくて好感の持てる食事だった。
子供の食事もセットに含まれていて、子供はもりもり食べて楽しそうであった。
相方も楽しいを連発し、私も楽しい気がした。
問題はその後だ。
酒の入った相方はタバコ吸いたいモード。
「ねぇ、タバコ吸ってもいい? 買ってきてもいい?」
何年私と付き合ってるのか。
「~してもいい?」と相方が問うた場合、ほとんどの場合私は「ダメ」とか「イヤ」とか言う。
あまのじゃくな私は限りなく否定形。
「キスしてもいい?」とか「エッチしてもいい?」とか聞かれてもまず「イヤ」と言う。
それが後々、セックスレスの時に悪い方へ転がる要因のひとつになるんだけど。
だって元々聞かれるの嫌いなんだもん。
今回の私は無言だ。
だって相方、私の言うこと聞く奴じゃない。
聞くなら不倫だって2年もしてないさ。
「ダメ」とか「やめて」とか頼んで、
それがかなわなかった場合のダメージの大きさを私は身をもって知っている。
だから言わない。君の意思だ。
んが、相方果てしなく「ねえ、吸ってもいい?」を繰り返す。
もう楽しくない。
1度行こうとした相方に「本当に行くの?」と言ったら行くのをためらった。
私の言うことに耳を貸してくれるらしい。
その後、相方は部屋を出て行った。
やっぱりタバコが吸いたい自分が優先なのだ。
タバコを吸うことで私ともめるとわかっていても。
ところが相方がすぐに戻ってきた。
あれ? やめたの?
途中でお腹が痛くて戻ってきたらしい。
やっぱり自分の事情かよ。
「もうタバコの事しか考えられないよ」。
私の誕生日を理由に来たってこと忘れたのかい・・・。
そしてまた行こうとして「買いに行って来ていい?」と聞いた。
「私はいいなんて絶対言わないからね」、もう涙声になっちまってる。
で、結局、3時間「タバコ吸ってもいい?」を言い続けたのだった。
で、結局、吸わなかった。
なんつう3時間だ。
ムダ。
やっと静かになった相方、今度は「頭が痛い」と言い始める、なんなんだよ。
言ってもムダだけど、そんなに飲まないでよ・・・。
さて、今回、吸うのを強行しなかった相方を評価しなければいけないのだろうか。はあ~。
まー、タバコの問題は私のワガママかやつ当たりだから、
相方にははた迷惑だが、
でも“コレをしてくれたら君が変わったと認めてやる”リストに入れちゃったのだ。
つーか、隠れて吸うという君の態度から、入れてしまったのだ。
っていうか、私の誕生日祝いなのよぉおおお、一応。
何にもプレゼントくれなくてもぉおおお。
せめて思い出くらい楽しいままで終わらせほしかったな・・・。