本屋で「女帝小池百合子」の文庫本を見つけた。
 単行本で出版された時は買うのも癪で、何日も本屋に通っては立ち読みした。
 が、都知事選が終わり、蓮舫氏が3位という結果に、何故なんだという気持ちが未だ収まらないので、ええい買ってしまえ、となった。
 今度は立ち読みでなく、腰を落ち着けて読もう。
 
 「あきない世傅金と銀」全13巻と番外編上下を一気に読み、続いて「スプリング」はゆったりと楽しんだが結局読み終わってしまい、本が途切れた。

 そこへグッドタイミング、長女のハルがやって来た。何と分厚い本を3冊も持って。
 とにかく難解な本らしい。この3冊のあとにもまだ続くらしいが、もうギブアップだと言う。ハルがそこまで言うのだから、よっぽど難解なんだろう。
 興味が湧く。ゆっくり読んでいこうか。

 そうしたら、翌日、本屋で「女帝小池百合子」をみつけてしまったというわけだ。

 同時読書、いいじゃないか!

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 ナウシカに没頭してる間にメリーゴーランドの暗譜が怪しくなってきた。
 花之介が、漢字を1個覚えるとこっちから1個ポロッて落っこちてしまうんだよね~と。
 まさに今の私だ😭

 ナウシカをやりつつメリーゴーランドの暗譜もやり直し。

 ようやくナウシカのイントロが決まった。
 「迫力」路線はやめて、静かな導入にしようとしながらも、あれこれいろいろなパターンが候補として顔を出すものだから迷うこと迷うこと!!いっそ本番でこれ!と思いついたものにすればいいかとさえ考えた。
 が、とりあえずはひとつに絞った。これでようやく2曲メドレーの通しに入れる。

 ナウシカはイントロだけでなく、中ほどでも手こずっている。
 右手のメロディの上にオブリガートをつけた。のはいいいが、小節を超えて1音だけ変化する左手のアルペジオが絡むと、ごっちゃになってしまう。脳みそ二分割では間に合わない。三分割だ。
 どひゃ~と叫んでいると、小人がのぞきに来た。幸いスローテンポだから落ち着け、と励ましてくれる。そうだよ、ゆっくりでいいんだよね、と頑張る。

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 ハノン再開、再々再々…再開。

 当面の本番は8月24日でほぼ見通しが立ったから、ハノン始めるなら今だ。
 21番から29番までの速弾きをメトロノーム130に戻しやり直し。
 わ〜やり直しだらけだ!
 これに加えて、トリル
とオクターブと指拡張の練習を組み合わせてメニューを作った。

 メリーゴーランドを練習していると、トリルもオクターブも音階もありで、ハノンだらけだなぁと思うが、やはり指全体のトレーニングをやっておこうか、と考えた。
 何とか現状を維持、そして次に、先に進む。
 
 再開と言えば、そろそろ「テンペスト」も再開しなくては、だ。
 前回、森の音楽祭で足田氏に、次は何を弾くんですか?と聞かれ、テンペスト!と即答してしまった。
 やるしかない。

 楽譜を開けば、ちぎれそうなページの中に、マーカーの赤、ピンク、オレンジ、水色、黄色、緑… 
 猛練習の日々が、♫鮮やか〜に〜蘇る〜だ。

 超スロトレから始める。
 このところ、ずっと久石譲に浸る毎日だったから、ベートーヴェンが新鮮な響きで心地よい。頭がシャッキリする気分。
 同時練習の副産物だ。

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 グリの娘一家が、やって来たというので会いに行く。何とトカゲも一緒だ。それも容器3個も!
 そのうち小さな一匹は卵からかえしたというから驚きだ。
 昔はカマンチョロと呼んでいたが、グリはカナヘビと呼ぶ。

 一年生の孫のホクちゃんは虫が大好き。昨日も昆虫展を見に行ったらしい。

 セミの抜け殻を木の枝にいっぱいつけて作ったオブジェや、地下のアリの巣の中に数え切れないほどのアリがびっしりといる絵を見た時は感動した。すごい昆虫愛だ。

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 市民ミュージカルを観に行った。
 ボイストレーニングの教室で一緒のメンバー小竹さんが出るので。

 地元にある大きな沼に住むという龍にまつわる伝説をモチーフにしたミュージカルをいくつも上演している劇団だ。
 劇団といっても、その都度出演者を募集しているらしい。小竹さんは毎年出演している。

 今回はかなり歳のいった乙女ばあさんの役だ。
 表情も声も豊かで、教室での小竹さんとはかなり違う人物になっているから不思議だ、と同じく舞台を観たカルチャーの先生と話した。
 衣装も照明も本格的で舞台への情熱が感じられた。刺激を受けた。
  
 何と驚いたことに、小竹さんは私が、15年ものあいだ勤務していたI高校の卒業生だった。残念ながら私が赴任した時には彼女はもう卒業していた。

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 夕方、ちょっと凉しくなった。

 南から西の空に、筆の先でシュッシュッとこすったような雲の模様が連なり大きく弧を描く。その中に、雲と同じ白い色の三日月、いや二日月かな、が浮かんでいる。更にその西には消え始めた飛行機雲がうっすらと。

 秋の気配かな、とも思うが、期待しないでおこう。秋はたちまち冬に変わる。
 花之介とは逆で、ばーちゃんは冬に弱いんだ。
 
 お仕事が一つはいった。バイオリンの伴奏だ。

 さあ、猛暑にやられてはいられない。同時練習だ。