久しぶりのズンバ。 
 忙しくてずっと休んでいた。

 2ヶ月以上の空白の結果は予想以上で、身体は固まっているし、ひと動きするたびに汗がタラーリ。今から筋肉痛?を思わせる太ももの感覚。
 そして何より、脳が次第に働かなくなってきて、手足バラバラとなってしまう。先生の動きを真似しようにも、手と脚のタイミングを読み取る間にテンポの速い振り付けは先に進んでしまう。
 心の中で、うへ~だのどひゃ~だの叫びながら必死でついていく。
 
 きょうは二人欠席なので、市田さんと私の二人きり。
 だから、いつもはスイスイと先に進むところだが、何か所か、復習ね、と言って振り付けをおさらいしてくれた。助かる!

 ポーズ、という一瞬、動作が静止する所があるのだが、お馴染み手足バラバラ病、チンプンカンプンでで話にならなかった。
 それが解決した。右足をチョンと後ろに引き、右手をてのひらを外に向けて上に伸ばす。左手は右肘の下に添えれば、あら~できちゃった!

 これがきょうの収穫。ナメクジの歩み。江戸は遠いが踊りながらゆっくり行こう。

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 午前ズンバで、爽やかとは言い難い、むしろ冷や汗だが、かなり絞って帰る。
 そして午後の部。

 きょうは、お気楽コンサートのメンバーが4人も所属している合唱団の50周年のコンサートだ。

 アマチュアの合唱団ではあるが、やはり長い時間をかけて作り上げたコンサートは、ハーモニーも正確で、団員みな積極的にリズムに乗ろうとしていて、観客を楽しませる。 

 指揮者の先生は団員以上に老齢でありながら(何しろ50周年)非常に厳しい指導をされるという話はずっと聞いていた。
 が、舞台上の先生はにこやかで、ポップスは誰よりもリズムに乗っていた。

 私は、その年齢になって果たして舞台に立てているだろうか?想像がつかない。

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 会場で会った友人二人ととお茶していく。
 駅前のビルの一階にあるカフェ。

 隣のテーブル、奥のテーブル、同じくコンサート帰りだ、とすぐわかる。
 舞台の上も、客席も皆、似たような年齢で、会話からコンサート楽しめた様子。

 私は連れがいる時はすかさずパフェを頼む。
 一人カフェは楽しいひとときだが、さすがに、クリームやフルーツてんこ盛りのパフェを頼むのは…
 で、連れがいる時は強気の注文になるのだ。
 フルーツパフェがないのでチョコレートパフェを頼んだ。
 甘い物は大好き、痩せたいけどやめたくはない。ただ、何故かこの頃、甘い物を我慢しなくても、体重は計画通りに減っていく。もっとも超甘い計画なので。

 きょうの連れはと言えば、私がパフェに没頭してるそばで、渋くココアなど飲んでいる。

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 東京都知事選が近づいている。
 東京都民はどうするのだろう。
 
 小池百合子が自慢げに着物を着てオリンピックの旗を振り回していた光景を思い出す。が、東京オリンピック、終わってみれば汚職まみれだったじゃないか。
 選手村跡地だって不動産業者が寄ってたかって、金儲けの手段にするし、都知事、どう考えているんだ、自分の責任は?

 再開発のために神宮外苑の樹木を伐採しようとするし、都庁舎に映像を投影するプロジェクションマッピングという物には2年間で48億円つぎ込むという。
 バカなの!?
 
 弁護士であり、反貧困ネットワーク代表理事の宇都宮健児さんとは正反対の生き方をする人間だ。  

 宇都宮さんは過去2回、都知事選で小池百合子に敗れている。   
 宇都宮さんの集会(だったか?)に出かけて行った事がある。集会が終わり、会場から地下鉄の駅に向かう途中で宇都宮さんがいた。駆け寄り握手してもらった。
 宇都宮さんは小池都政を、弱者に冷たい政治だと言う。本当にその通りだ。

 「女帝 小池百合子」(石井妙子著)には、彼女が自分の周囲の人間を利用してのし上がる様子が書かれている。
 カイロ留学時代のルームメイト北原百代さんは、この本の文庫化をきっかけに、仮名から実名にして証言をした。
 小池氏元側近の小島敏さんは、小池知事の学歴詐称の偽装工作に加担したと告白した。  
 
  7月7日、この日ばかりは東京都民になりたい。
 
 アメリカの大統領選も、どうなるんだろう。
 並んで立ち、お互い、相手をこき下ろしている映像を観たが、バイデンは、言葉につまったりして、よぼよぼだ。敗ける可能性もある。え~っ、トランプがまたもや大統領に?!
 他にいないのか‥

 アメリカと言えば、きょうのニュースでの沖縄の米軍基地の事件には怒りが湧いた。
 米軍兵士による、日本人女性への性的暴行があったのだ。昨年末にもあったばかり。
 暴行そのものには猛烈に怒りを覚えるが、同じ怒りを日本の政治家にも感じた。
 沖縄県に事件が知らされるのが遅い。被害者のプライバシーとかを理由のひとつに上げているが、
トンチンカンなこじつけだ。

 デニー知事は怒りをこらえながら抗議を表明した。
 政府側の人間は、話している様子が他人事だ。第一、岸田総理が顔を出さない。

 沖縄に米軍基地があるからだ、日米地位協定があるからだ。未だにこんな忌まわしい事件が続くのは。
 自分の娘が、孫が、米軍兵士による暴行を受けても、あんな会見ですませるのか。
 全く、どいつもこいつも。

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 「人生のメリーゴーランド」

 弾いていてサーカスの雰囲気を感じる。子供の頃、何回かサーカスを観に行った。
 木下サーカスはよく覚えている。空中ブランコ、綱渡り、そして圧巻は球形に組まれた枠の中をオートバイがブイーンブイーンと疾走するのだ。たぶん子どものやよいちゃんは、お口あんぐりで見ていたに違いない。

 メリーゴーランドに話を戻す。遊園地のメリーゴーランドは、ゆっくり動き出し、心地よい速さで何周か回ってやがてゆっくり止まる。
 この「人生のメリーゴーランド」は回りながら少しずつ高くなって行く。回りながら昇っているのだ。私の目指す「螺旋状」に昇っていくのだ。

 じっくり練習しながらテンポを少しずつ上げていく。するとメリーゴーランドがゆっくり回り出す。いいぞ、同時に暗譜だ。
 ゆっくりだと暗譜もおーらいだ。次に何のコードが来るか考える余裕がある。準備して音が出せる。出た音を味わえる。うーん、なんていい響きだ。
 こんな事思っていられるのは四分音符140くらいまで。160になると手は充分に動けるがコードを考える余裕がなくなる。お気楽コンサートでの目標は180。
 あと2週間なんだけどなぁ。

 練習を重ねると次第にテンポが速まってくる。ふと弾き初めたテンポを調べたら160になっていた。よーし👍
 
 これでもか、と思うくらいコードを頭に叩き込む、よし!と先に進む。もう一度さっきの所を、と弾いてみるとあ~ら不思議!音は綺麗さっぱり忘れられている。

 一年前、病院でMRI検査をしてもらった時に、医師は「脳の萎縮はありません」と言った。   
 あれはなんだったんだろうね?と小人に聞いてみる。返事に困った小人は、一年経った間に縮んだんじゃない?と適当な事を言う。

 160で練習しながらも、180にまでテンポを伸ばす。本番直前に出来上がったって、舞台の上では5割引きの演奏になってしまうかもしれない。いや、必ずそうなる。だから本番で100%の力を出すために逆算して余裕を持って仕上げないと、だ。

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 舞台で指揮する先生を見ながら、自分がその歳で舞台に立つ姿を想像できない、と思った。を
 が、想像しなければ、とは思う。

 目指すものを決めて、見えないゴールを目を凝らして見ながらジリジリと進む。
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 ☆きょうは、二人の孫がそれぞれ舞台に立つ。その話は次回に…