母の命日が過ぎ、すかさず私の誕生日がやって来た。しかも、今年は75、後期高齢者の枠に入ってしまったではないか。

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 そしてきょうは4月10日、四年前に初めてブログをアップした(してもらった)日だ。
 小人たちが祝いの鐘を打ち鳴らす。

 書きに書いたり620話!!
 原稿用紙で何枚分だろう。
 止め時を外してしまい、だらだらと続けているが、今や私にとって習慣になっているので、まだまだ続くと思う。
 週刊ブログにしたので、話の数は減るものの、あと2年後には700だ。
 77にして700話。いいじゃないか。

 書けない事(書いてはいけない事)以外は何でも書く。話題には困らない。

 河童の船頭に乗せてもらい河を渡る間にナメクジと共に読み返すための、まさに冥土の土産だ。

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 さやちゃんのグランドピアノお披露目コンサートでは、ノクターン暗譜が自信なかったので、譜面を置いた。
 上手くいけば暗譜できてるはず、なもんだから下を向いて鍵盤を見たり顔を上げて楽譜を見たり、中途半端になってしまった。見るのか見ないのか、どっちなんだ~い?である。

 次の日、うたそので、暗譜で弾いてみたら、何とかなった。
 せっかく暗譜に自信を持ち始めたのだから、このまま少しずつレパートリーを増やしていこうか。
 
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 ブラームスのピアノ協奏曲第一番ニ短調をEテレでやった。1978年、マウリツィオ・ポリーニとN響との共演だ。 
 指揮は、とても懐かしいウォルフガング・サヴァリッシュだ。

 以前のブログにも書いたが、この曲と心中してもいい、と思うくらい、この協奏曲に夢中だった。
 まず荒憲一、次に野島稔、の演奏を生で聴いた。 
 荒憲一の演奏している姿まで思い出せる。
 暫く時が経って、I高校時代、音楽好きの同僚たちとサントリーホールまで出掛けて行ってゲヴァントハウス交響楽団を聴いたのが3度目。ピアニストが誰だったかは忘れた。

 実は、心中したいくらい好きな曲がもう一曲あった。ショパンのバラード第4番。難しくて歯が立たないし、いつの間にか、その熱も冷めて感激を忘れてしまった。
 が、ブラームスを忘れる事はなかった。

 古い録画だから、音質も良くないが全曲聴き通した。
 胸を掻きむしられるほどの感動が蘇った。
 とても弾けないが、CDで何回も聴いたから、ほぼ頭に入っている。指揮ならできるかもしれない、とさえ思ってしまう(冗談ですよ~)

 夢の中でもいいから…1時間弱の長〜い夢になるが、あのピアノの前に座り、オーケストラと共に全曲弾き通したい。
 宝くじ当たらなくてもいいから、どうでしょう、神様…?
 まあ、寝言は寝てから言え、と神様に一蹴されるだろうから、弾ける曲を真面目に練習しよう。

 ポリーニはすごいテクニシャンだ。
 でも、今なら、と思った。

 反田恭平なら、角野隼斗なら、藤田真央なら、牛田智大なら…と次々と日本人の若手ピアニストが思い浮かんだ。
 引けを取らない演奏が聴けるのではないか。
 昔ならこんな感想、思いもしなかった。
 恐るべし、日本の若者!

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 先は見えないとは言え、やはり百までは生きないだろうから、この辺りまで、と予測を立て、やりたい事がどれほど出来るか計算しよう。
 ちょっとズルだが、
まず、今まで77で計算していた残り時間を80までに延ばした。今日からあと5年、かなり余裕が出てきた。

 父は70で亡くなった。私はとっくに父の寿命を抜いている。
 母は90まで生きた。これはかなりハードルが高い。
 という訳で、私の寿命を、間を取って80と想定して、いろいろ計画を立てる事にした。

 発掘して磨き上げた💎も、ひと粒、又ひと粒と増えている。現在、18個(先日のお披露目コンサートと、うたそのでノクターン弾いたのでひとつ増えた)
 目標の132粒を発掘・磨き上げるには、残り時間を考えると、ちょっと厳しいが、止めたら、ハイそれま〜で〜よ〜♫だ。

 できる限り頑張って、残りは舟の上で、河童の船頭の視線を感じながら磨き上げるのだ。

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 以前のブログの見出しをつらつらと見ていたら、「めでたく一周年」というのを見つけたので開いてみる。

 思わず声を出して笑ってしまった。

 「書きに書いたり150話、原稿用紙にして600枚」

 ホント、可笑しいよ、と小人と笑う。
 何年経っても、私の脳みそはぐるぐると同じところを回り続けているのか。
 せめて回りながら少しずつ高みを、つまりらせん状に進んでいかないかなあ。

 今夜は小人たちを呼んで、75歳、そしてブログ4周年を祝ってコーラで宴会だ🎉🍷

 ✴今回は4周年記念臨時増刊号でした✨