店内かなり混んでいて
あいているのは
キッチンと対面のカウンター席のみ
以前、別のお店でのことですが
着物でカウンター席に座ろうとして
椅子がクルクルまわるタイプで
かなり苦労した経験があり
(親切な青年が押さえててくれて、やっと座れた)
ちょっと苦手意識がありますが
いなほ食堂さんのカウンター席は
高さはあっても
クルクルまわったりしないので
ひとりでちゃんと座れた―
で、わかったこと
カウンター席が苦手なんじゃなくて
くるくる回る高い椅子が苦手なんだ
・・・と
どーでもよい話は置いといて
今まで、いなほ食堂さんでは
毎回違うメニューをいただてるので
今回も、まだ食べたことのない
油淋鶏か、ポークジンジャーか
はたまた、揚げにしんの甘酢がけか・・
サバとナスのから揚げ
毎度ごはんは少なめにしてもらってますが
今回も美味しく完食でした
では、いよいよ鏑木清方記念美術館
日本画に使われる絵の具は
粒子の細かさによって
色の濃淡が出るという話は
こちらの美術館での過去のイベント
日本画制作実演の時にも聞きましたが
その粒子の細かさ=重さの違いが
一目でわかる装置(?)も見せてもらって
なるほどーと、とても分かりやすく
もうひとつ
おぉ~と思ったのが
下絵についての解説
本画を描くのが絹の場合は
下が透けて見えるので
下絵の上に絹を置いてトレースし
透けない和紙の場合は
下絵の裏側を炭で黒く塗りつぶし
和紙の上に下絵を置いて
ガラスペンでなぞって複写させる
(カーボン紙的な感じですかね)
そして、屏風の場合は
そのどちらの方法もできないので
下絵を見ながら
屏風に直接えんぴつで描いていくそうで
それ相応の実力がないと
屏風の作品は難しいそうです
本画が完成した後も
下絵は残っているので
同じ構図の作品を何枚も描く
ということが可能なんだそう
とはいえ
鏑木清方は同じ下絵を使った作品を
(ほぼ?)描いてないらしいですが
同じ下絵の作品が何点もあるのは
有名どころでは上村松園
との解説を聞いて
たしかに
着物の色が違うけれど
同じ構図の絵を見た記憶があるある
と非常に納得したのでした