今日は母の命日。
さよならをしてから2年が経ちました。
最近ブログを書くことから遠のいていて、再会するのがなかなか億劫になってたけど、今日はなんだか書きたくなりました。
命日を悲しい日だけにはしたくないと、去年の今日、私は娘との日常写真を撮ってもらいました。
母を恋しく思う日、母に感謝する日、母になった自分を振り返る日にしたいと思い、
フォトグラファーの、Cotonowaのゆにさん に撮影してもらいました。
いつものお地蔵さんに手を合わせ、公園で遊んで、母が大好きだった餃子を娘と作り、お供えし、手を合わせ、おいしいと言い合いながら食べる。
母が亡くなって改めて気づいた、日常の幸せ、ありがたさを噛み締めながら過ごした時間を残してもらいました。
あれから1年か……。
あの後、ゆにさんから、この日撮影した写真をフォトグラファーが出展する「アスカブックアルバムデザインアワード」に出したいとお声がありました。
ゆにさんが私たちの1日を紡いでくださったアルバムは「アスカネット賞」を受賞し、母と共に生きることを応援してもらっているようで、とてもうれしかったです。
でもね、本音を言うと、まだまだ母が近くにいる気はしません。
あじさいを見ると、大好きな花が咲いたうれしい気持ちと同時に、心がきゅっとなります。
母が倒れた瞬間、最後に聞いた母の声、最後の一息、葬儀、火葬、骨になって家に帰ってくるまでの不安でしかたなかった非日常の光景。
悲しく、寂しく、怖く、どこを探しても母がいない絶望。
命日を控えたここ数日、あの時の情景や、感情を思い出してはいろんなことを感じています。
悲しいのに、迫られた決断をしたり、手続きを進めていかなくてはいけないなんとも言えない気持ちもつらかった。
でも、母を思い出して、しんみりした気持ちもそのまま一緒にいてあげようと思います。
ありのままに、ねっ。
去年のように今年も、母の大好きだった餃子をみんなで食べました。
娘の好物ナンバー1は餃子なんです。
ばばちゃんのDNA受け継いでるね。
お供えした餃子に娘が手を伸ばしたので、
食べる気やな〜！と思ったら、ちがいました。
ばばちゃんのお口にあ〜ん。
涙出るやん。ありがとね。
ママ、空はもうすぐ3歳になるよ。
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Photo Writer かどまどか / Kado Madoka
（母と私。私の保育園の卒園式。泣きながら卒園証書を受け取ってくれた母。
あの証書は、ママ頑張りましたねの証でもあったんだね）
上から読んでも下から読んでも、かどまどか。
撮り手で書き手。
主に旅、ライフストーリー、文化、家族をテーマに執筆。
教科書の教材やインタビュー記事も執筆している。
執筆テーマに沿った素材の撮影はもちろんのこと、家族写真も撮影。
写真ストックの中から写真提供も行っている。
中学校で命、生き方、国際理解をテーマにした出前授業も行う。
mail@kadomadoka.com
Blog: http://ameblo.jp/kadomadoka-world-journey/
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