産経新聞の今日の夕刊に掲載していただきました。
https://www.sankei.com/affairs/news/210311/afr2103110019-n1.html
掲載紙にはひまわりを配した記事になっていました。
お手元にある方はぜひ読んでいただけたらうれしいです。
ここでも少しお話させてください。
私は、2015年3月に8年間勤めた中学校教員の職を離れました。
道徳や英語で心を育てる授業にもともと興味があり、たくさんの研修を受ける中で、
自ら足を運び、生き様に出会い、心が震えたものを多くの人に発信したいと思うようになりました。
中学校の先生になる夢は、私が中学生から抱き続けた夢でした。
長年の夢が叶ったのに、本当に辞めていいのだろうかと1年ほど悩んでいた矢先、
同級生と教え子が亡くなりました。
2人から受けとったメッセージは、
『いつかはないかもしれない。今やりたいことは、今やるべき』
迷いは消え、フォトライターに転身しました。
教員退職から2ヶ月後、買ったばかりの一眼レフと、ノートとペンを持って被災地へと向かいました。
震災から4年半が経過していました。
レンタカーを走らせ、色のない景色に胸が痛みました。
報道で復興の光の部分しか見えていなかったことを痛感しました。
痛みを伴いながら語ってくださったご遺族の想いを無駄にすることなく届けようと一冊の本、ハナミズキを執筆しました。
悲しい記憶だけではなく、温かい思い出があったことも記そうと決めました。
そしてご遺族から故人へ向けた手紙も一緒に綴じました。
ちょうど5年前の今日が、取材に協力してくださった方々に本を届けに行った日でした。
このお話も含めて今日も大阪の中学校で授業をしてきました。
みんなで被災地へ想いを馳せました。
教職を離れた後もこうして学校と関われていることをうれしく思います。
お世話になった教育界へ少しでも還元できたらうれしいです。
丁寧に取材してくださった、産経新聞の新聞の木ノ下めぐみ記者、ありがとうございました。
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Photo Writer かどまどか / Kado Madoka
上から読んでも下から読んでも、かどまどか。
撮り手で書き手。
主に旅、ライフストーリー、文化、家族をテーマに執筆。
教科書の教材やインタビュー記事も執筆している。
執筆テーマに沿った素材の撮影はもちろんのこと、家族写真も撮影。
写真ストックの中から写真提供も行っている。
中学校で命、生き方、国際理解をテーマにした出前授業も行う。
mail@kadomadoka.com
Blog: http://ameblo.jp/kadomadoka-world-journey/
Instagram: https://www.instagram.com/kadomadoka_photography/
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