ブログご訪問ありがとうございます。

 

弁護士の門間秀夫です。

 

 

前回は

 

という記事を書きましたのでよかったらご覧ください。

 

今回は

 

「人間の欲望について」

 

というテーマでお話しさせていただきます。

 

前回の、人間に関する基本命題の①は

 

「人間は不完全である」

 

ということでした。

 

その②は

 

「人間は欲深である」

 

ということです。 
 

アインシュタインは

 

「宇宙には限界があるが、人間の欲望は無限である」

 

と言ったそうです。 
最近の言葉で強欲資本主義という言葉がよく使われていますが、

 

本当に人間の欲望は果てしがなく、

 

あったらあっただけどこまでも欲しがるのが人間です。

 
私は、その原因は人間の巨大化・複雑化した脳にあるのではないかと思っています。

 

巨大化・複雑化した脳による、とどまることを知らない思考能力が、

 

とどまることを知らない欲望を喚起し生み出すのではないかと思っています。

 
もちろんこの巨大化・複雑化した脳やそこからの思考能力さらには欲望も悪いところばかりではありせん。

 

人間やこの世界が今日このようにしてあるのも、

 

例えば私がこうしてブログを書けているのも、

 

その全てはもちろんこの巨大化・複雑化した脳やそこからの思考能力、

 

さらには

 

「こうしたい」、「ああしたい」

 

という欲望から生み出されてきたものです。 
 

しかし、その反面一言で言ってしまえば

 

「①人間は不完全である。」のに、

 

「②人間の欲望が無限である」ために、

 

人間は恐れ、不安がり、悩み、苦しむのだと思います。

 
あまり良い例ではないかも知れませんが、

 

ちょうどそれは軽四の自動車でF1に優勝しようとしているようなものです。

 

軽四の自動車でF1を優勝することは無理です。

 

能力の限界を超えており、最終的には自動車が壊れてしまいます。

 

ところが人間は、ちょうどそれと同じように、

 

自分という人間に限界があり不完全であるのに無限に欲張り、

 

あれもこれも全てを一気に自分の思い通り完璧にしようとするのです。

 

それでは「人生がしんどい・苦しい・楽しくない」のは当たり前です。

 

行き着く先は病気や自殺等の「人生の破壊」です。 
 

それ故しあわせに生きるには、

 

①自分も含めて人間が不完全であることを肝に銘じて、

 

②欲張らないことが大切だというとになります。 
 

お釈迦さまが入滅されるとき、

 

弟子たちに八つの仏の悟りを示した

 

「八大人覚」という教えがあります。

 

その第一は「小欲」(欲を少なくすること)、

 

二番目は「知足」(足を知ること)です。 


老子の教えの中にも、この「知足」ということが強調されています。

 
かといって欲を否定する、なくする方が良いかというとそうではありません。

 

欲があるからこそ人間は目標に向かって工夫を重ね、

 

成長をし、最終的に目標を達成して感動する、

 

「生きていて良かった」

 

と思うことができるのです。

 

そもそも「しあわせに生きよう」ということ、

 

「生きたい」ということ自体も欲です。

 

仏教でいう「悟りを開きたい」、「仏になりたい」というのも、

 

これもまた欲です。

 

先にも書きましたように、

 

欲がなければ今の世界はできていません。

 

共産主義国家は、ある意味でこの欲の取り扱い方を誤ったが故に

 

この世界から滅びようとしているという言い方も出来ると思います。 


問題は、その欲の内容・方向性と量・程度なのだと思います。

 

ただ、これが実際には一番難しい。

 

現実の中で試行錯誤しながら自分なりに身につけていくしかないと思いますが、

 

そのためのいくつかのヒントは次回以降にふれていきたいと思います。

 

それではまた。

 

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