ビックリマーク ネットオークションの市場が急拡大しています。経済産業省の調査では、日本における市場規模は9170億円に上ります

 

 

ただし、ネットオークションを巡っては、様々な問題が噴出しているというのが実情です。最大の問題点は、盗品を換金する目的でネットオークションを利用するケースが後を絶たないということでしょう。


警察庁の調べによると、1年間にネットオークションで処分された盗品は3000件にも上り、5年間で3.3倍に増えました。換金処分される盗品で最も多い商品はカーナビで処分された盗品の4割を占めます




さらに、海外のネットオークションに目を向けると、とんでもない商品が出品されていたりします。



たとえば、09年には、英国の10歳の少女が自分の祖母(61歳)をネットオークションに出品するというとんでもない事件が起こりました。少女は「うっとうしい!」という理由から、自分の祖母を競売にかけて処分することを思いついたということですが、これでは、まるで「姥捨て山」です。



もちろん、こうした取引は人身売買(トラフィッキング)に該当するので、オークション会社によって即刻取引中止の処分となりました。 



また、海外では、自分の大切な「処女」をオークションに出品してしまう女性も出てきています。たとえば、ある米国の女子大生が、売春が法律で合法となっている地区のオークションサイトに自分の処女を出品したところ、男性の入札が殺到し、3億円を超える値段がついたということです。

 



BRICs経済研究所 代表 門倉貴史