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 2015国勢調査が10月20日に終了しますが、ご回答はお済みですか?

 まだ回答されていない方にとっては、これが最後のチャンスです。
 ぜひご回答になることをおすすめします。

 今回は、その理由についてお話しします。

1. 国勢調査への協力が法律で決められているから

統計法(平成十九年五月二十三日法律第五十三号)という法律があります。そのなかで、
第六十一条  次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する
一  第十三条の規定に違反して、基幹統計調査の報告を拒み、又は虚偽の報告をした者
二  第十五条第一項の規定による資料の提出をせず、若しくは虚偽の資料を提出し、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした者
と、国勢調査に回答しないこと、嘘をつくことが、罰金刑に相当すること、つまり「犯罪」であると定められています。

 インターネット上には、50万円の罰金を払わされた人はいないという意見が見られますが、今までそうであっても、これからもそうであるとは限りません。

 役所ごとに膨大な台帳があって、何かの情報を探すのに何ヶ月もかかっていた時代とは違います。
 住民基本台帳が整備された現在は、全ての情報がつながっています。
 回答されない住居を特定すれば、そこを住所として届け出ている人は、コンピュータで簡単に特定できます。
 住民票に変化が無ければ、その人がそこに住んでいるはずですから、国勢調査に回答していなければ、人知れず孤独死しておられないか、行政が確認しなくてはなりません
 確認に行ったところ、住民票に書かれた人が生存していることがわかり、法律に違反して国勢調査に協力しなかったことがわかれば、公務員には告発する義務があります。
 なぜなら、
刑事訴訟法(昭和二十三年七月十日法律第百三十一号)という法律があって、
第二百三十九条  
一 何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
二 官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない
と、決められているからです。

 このブログの9月19日の記事で、国勢調査の個人を特定できる情報は、調査終了後に全て廃棄されるとお話しました。
 これは、国勢調査に限ったことです。犯罪への捜査協力については適用されません。
 誰が回答しなかったのか、その人はいまどこで、どうしているのかについて、情報がいろいろな役所の間でやりとりされることになります。

 なぜ国勢調査に答えないくらいのことがそんなに心配なのでしょうか?
 それが国勢調査に協力をおすすめする第2の理由です。

2. これから国家統制が強化されていくから。
 現在の政権与党は自民党ですが、自民党が民主党や、共産党に変わっても、国家統制が強まっていくことに変わりはありません。
なぜなら、国家統制は、テクノロジーの進化から必然的に導き出されるものだからです。

 私たちは街のいたるところに備え付けられたカメラで常に監視され、録画されています。会話はボイスレコーダーで録音され、裁判で使うために、あるいはもっと邪悪な目的のために、他人に収集されています。
 スマートフォンやパソコンの通信内容は通信会社に記録され、ツイッターやラインでの発言や、投稿した画像は、瞬時に全世界に拡散され、発信者に遺伝子レベルの変化を起こすくらいの、永遠に修正不可能な傷を残します。

 このようなコンピュータの進化とインターネットの普及によって、「万人の万人に対する監視」が行なわれ、「万人の万人に対する批判」が行なわれる社会が築かれてきました。
 政府が何もしなくても、私たち自身が自分のお金と時間と労力を使って、自由に考え、発言し、行動することが禁じられた世界を作ってきたのです。
 
 このような世界で、周りの人たちに同調しない人は、反社会的人格とか、社会的不適合者の烙印が押されて、社会から排除される危険を招きます。

 国勢調査に回答するために求められる負担は小さなものです。
 それに対して、国勢調査は国家的大事業ですので、参加しないことで受ける不利益は、とても大きいのです。
 ぜひご回答されるようにおすすめします。

 
 夫の暴力やストーカーから逃れて身を潜めている、多重債務を抱えているとかの深刻な事情のある方は、自分の所在が知られる恐れがあるから回答したくないと思われるかも知れません。
 しかし、現在はDVやストーカー被害、多重債務に対する行政の理解が進み、区市町村に救済窓口が整備されてきています。むしろこの機会に、お住まいの自治体に相談してみられてはいかがでしょうか。

(この記事は現在公開で編集中です)
 2015国勢調査のQ&Aの続きをお届けします。
 この記事は総務省や区市町村の公式見解ではありませんが、調査員に確認して書かれています。
 どなたかの不安や怒りの軽減に、いささかでもお役に立てばと願っています。

問4.世帯番号とパスワードが届かず、インターネット回答ができなかったのですが。

答4.今回多くの人の元にインターネット回答の案内が届きませんでした。
 
 最も多い理由は、調査員のケガや体調不良だろうと予想されます。
 
 平成22年に行なわれた国勢調査では、報告されたものだけで、950件の事故が発生しています。このうち44%が転倒や転落によるケガ、26%が犬に咬まれたケガ、13%が交通事故です。報告されていないケガは、この何倍、何十倍もあることでしょう。
 調査員自身の病気による体調不良や、家族の病気やケガ、要介護者の体調変化などで外出できなかったこともあるでしょう。

 その他に、こういう例もあります。
 
 ある調査員が集合住宅の中の一件のお宅を訪問したところ、「この階には私しか住んでいません」と言われて、その階にある他の部屋に、世帯番号とパスワードを届けませんでした。
 
 後日紙の調査票を配った時に、その階に住んでいないはずの人と遭遇して、「世帯番号とパスワードが届かなかったので、インターネット回答ができなかった」と苦情を言われました。
 
 こういうとき、もし調査員が最初に訪問した住民の方の言葉を信用せず、本当に無人の部屋に書類を入れて、書類が引き取り手の無いまま放置されていたら、信用されなかった住民の方は、とても悲しい思いをされるのではないでしょうか。
 
 でも、実際には他にも住んでいる人がいて、何で自分に書類を渡さなかったのかと叱られても、あの人から聞きましたとは言えません。なぜなら、そんなことをしたら、あの人と周りの人たちとの仲が悪くなってしまうかも知れないからです。

 国も都道府県も区市町村も、地域住民には仲良くしてもらわなければ困るのです。
 なぜなら、地震や台風などの自然災害や、火事などの人災が発生した時に、皆で助け合ってもらわなければ、助かる命も助からないからです。
 
 また、住民が犯罪の被害を受けないために、日頃から協力して防犯に努めてもらわなければなりません。
 ですから公務員には、自分や役所が怒りを受け止めることで、地域共同体の結束を守ろうと考える特性があるのです。

 都道府県や区市町村で働いている、公務員と呼ばれる人たちは、こういう体験を数多くしています。
 もしインターネット回答の案内が届かないとコールセンターに苦情を言っても、納得できる対応をしてもらえなかったとしたら、何かこのような事情があるのかも知れません。

 どうして多くの人の元に届かなかったかは、これから研究され、次回の国勢調査の改善につながるでしょう。
 失敗と反省、そして改善が、成長には不可欠です。
 
 たとえば自動車がお店で売られるまでには、メーカーが十分に時間をかけて安全性や信頼性、耐久性をチェックします。それでも、実際に売られて多くの人が使ってみると、必ず予想もしなかった不具合が発生するのです。
 お客さんからいろいろな苦情を受けて、原因を調べ、製品を改善していくことを続けてきて、日本の自動車は、世界一になりました。
 他の工業製品も、鉄道会社や航空会社、郵便や宅急便などのサービス業も、皆同じです。 
 ローマは一日にして成らずと申しますが、国勢調査のインターネット回答も同じではないでしょうか。



(この記事は現在公開で編集中です)
総務大臣 高市早苗さん

                           総務大臣 高市早苗さん

                 

 2015年国勢調査が始まりました。

 国勢調査というのは、日本に住んでいる人全員が、自分や家族の年齢や性別、住所などの情報を出し合って、皆で共有することです。
 日本は今どうなっているのかを知り、これからの日本はどうなるのかを予想するのに必要な、資料を作るために行ないます。

 つまり、日本に暮らす人全員で協力して、ひとつの作品を作り上げることなのです。

 今年から、スマートフォンやパソコンで回答できるようになったので、説明書を読みながら一項目ずつ答えを書き込んでいた頃に比べて、回答がとても楽になりました。
 
 インターネット回答なら、国も受信した瞬間に集計できるので、調査を早く終えることができて、国民のお金を節約できます。良いことづくめのようですが、心配なことが起こりました。
 インターネット回答用の個人番号とパスワードが郵便受けに入っていて、他人に見られたかも知れないと、多くの人が不安を感じることになってしまったのです。
 
 このブログはまだ再起動まで時間がかかるのですが、2015国勢調査について疑問や不安を抱いておられる方が多いようなので、Q&Aの形で整理してみました。これは総務省や市町村の公式見解ではありませんが、調査員に確認して書かれています。
 どなたかの不安や怒りの軽減にいささかでもお役に立てばと願っています。

疑問1.なぜ封をしていない封筒が無造作に郵便受けに入れられているのですか?

回答1.世帯番号とパスワードの組み合わせは、あなたがそれを使って回答するまで、何の価値も無いものだからです。 
 世帯番号とは、あなたのお住まいを、調査員が何番目に訪問したかという意味しかありません。
 99番であれば、調査員が自分の担当区域の中で、99番目にあなたのお宅を訪問したということです。
 
 パスワードは、99番の部屋を開けるために使う鍵です。
 あなたが家を新築し、扉に鍵が取り付けられた後でも、あなたに鍵が引き渡されるまでには、内装業者さんとか、ガス、電気、水道の工事の人とか、引渡し前の検査をして回る人などの、いろんな人が鍵を開けて、さんざん出たり入ったりしています。
 でもあなたが入居した時点で、家はあなたのものとなり、鍵を開け閉めできるのは、あなたとあなたが許可した人だけになります。

 国勢調査の数字の組み合わせも同じです。
 あなたに鍵が渡されるまでは、そこはあなたの家でなく、あなたが入居した後は、あなたとご家族だけの家になります。
 
 クレジットカードの番号とパスワードが他人に知られれば、悪用されてお金を借りられたり、商品を買われたりして損害を受ける危険があります。
 銀行口座の番号や暗証番号が他人に知られれば、お金が盗まれる危険があります。
 
 でも、回答されていないうちは、国勢調査の世帯番号とパスワードで盗めるものは、何も無いのです。
 あなたが番号とパスワードを入力し、回答して初めて、数字の組み合わせに価値が生まれます。 
 
 ですから、これはあくまでも憶測に過ぎませんが、まだ価値が生まれていない数字の組み合わせなので、他人に見られても、悪用されないだろうと考えられたのかも知れません。
 でも内情を知らない人にとっては、とても無神経な行為に思えて、深く傷ついている方もおられるかも知れません。

 そこでお伝えしますが、単なる数字の組み合わせに価値はありません。あなたと関連づけられてないからです。
 国や区市町村は、あなたに何番が割り当てられているか知りません。知っているのは調査員だけです。それも、どの場所が何番に当たるかというだけです。

疑問2.番号が他人に見られて、成りすまされるのが不安です。

回答2.最も重要なことは、成りすまされたとしても、あなたに実害は全く無いことです。
 お名前や電話番号といった個人を特定できるデータは、調査終了後に全て廃棄されます。
 情報は個人を特定できないようにして、誰でも利用できる情報に変えられます。
 ですから、誰かがあなたに成りすまして回答したとしても、調査が終わった時点で、あなたやご家族のお名前と、誤った情報との結びつきは断たれます。
 
 ただ、だからといっても、成りすましを放置しておいて良いわけではないのです。
 国勢調査で得られる情報は、私たちが日頃飲んでいる水道の水源のようなものです。
 源泉や川の上流が汚染されれば、下流に住んでいる人たちは、水道水が飲めなくなります。
 同じように、情報の源泉が汚染されると、私たちにも、国や地方自治体にも、正しい判断ができなくなります。

 ですから、もし誰かがあなたに成りすまして私たちの情報源を汚染しているのを発見されたら、区市町村に連絡して、浄化していただきたいと思います。
 
 世帯番号とパスワードの書かれた紙がお手元にあれば、ご心配はいりません。
 ご自分でインターネットで確認されればすぐわかります。異常があれば、区市町村に通報して修正することができます。
 また、9月20日中にインターネット回答をされなかった方の元には、調査員が紙の調査票を持って訪ねて来るはずです。それがいつになるかは、あなたがお住まいの地域のインターネット回答率によっても異なります。

 インターネットで回答されていないのに、10月半ばになっても紙の調査票が届かないときは、お住まいの区市町村にお問い合わせください。

疑問3.インターネット回答しようとしても、自分の名前が変換できない

回答3.漢字変換できないのは、パソコンやOSによって、表示できない文字があるからです。 こういう文字を、「機種依存文字」とか「環境依存文字」といいます。
 パソコンで回答できなくても、スマートフォンからできる場合があるようです。
 
 ですが、回答2でお話ししたとおり、お名前など個人を特定できるデータは、調査終了後に全て廃棄されます。漢字変換できない文字は、ひらがなのまま先に進んで問題ありません。

つづく(予定)

※1.総務大臣 高市早苗さんの肖像につきましては、衆議院議員 高市早苗事務所事務局より使用許諾をいただいております。
※2.当記事はチームジャパンメンバーの共同執筆になっております。
日本航空が支援する
社員のボランティア活動
パソコンの再生と教育・福祉の現場への寄贈


千葉県館山市立館山小学校ネットデイPC寄贈式風景 
 
 写真は、日本航空社員のボランティアの皆さんによって、50台のパソコンが千葉県館山市立館山小学校に寄贈された時のものです。
 
現在、学校でも職場でも、コンピュータを使う機会がとても多くなっています。
 
 パソコンの基本操作ができないと、勉強にも、仕事にも困ることが多く、義務教育の段階でも、子供達がパソコンを使う機会を増やすことが求められています。
 
 日本航空では、2003年から、IT事業部門を中心にしたボランティアグループが、不要になったパソコンを集めて再生作業を行い、パソコンを必要としている学校などに寄贈しています。
 
 再生作業は勤務時間外に行われ、交換する部品代や寄贈先までの送料も、社員の皆さんの寄付によってまかなわれています。
 
 会社はパソコン再生作業に場所を提供し、パソコンの斡旋を支援しています。
 
 4月2日の日本マクドナルド株式会社の「食育」教育をご紹介した記事で、企業のCSR活動についてお話しましたが、CSR活動は企業主体で行われるものだけでなく、社員によって自主的に始められ、それを企業がサポートすることで充実していく場合も多くあります。
 
 日本航空社員の皆さんによって続けられているパソコンリユース事業は、教育や福祉の現場にパソコンを供給すると同時に、資源の有効活用によって環境への負担を減らす、とても良い活動だと思います。
 
 日本航空でボランティア活動をなさっている蓮井秀夫さんから、メッセージをいただいておりますのでご紹介します。


「ボランティアの力が教育を支えています。」

JALグループでは、更新によって不要となったパソコンを捨ててしまわないで、社員ボランティアの手によって部品を取り替えたり、データを消し込んだりしたのち、学校や施設などに寄付しています。
 
 パソコンは社内のさまざまな部門でつかわれていて、長い間つかうと、古くなって仕事をするのに十分な性能が出せなくなります。また、捨てるにも費用がかかるのです。
 しかし、そういうパソコンでも、学校などでつかうには、十分な性能を持っているものがあります。

パソコンの再生作業

 そこで、社内のさまざまな部門からパソコンを新しいものに切り替えたいという話を聞くと、社員のボランティアチームが引き取ります。
 
 このチームでは、壊れている部品を交換し、本体の記憶装置から会社の仕事でつかっていたデータを消し去り、さらにきれいにみがいて、学校や養護施設、NPO法人などへ贈り届けています。

 パソコンの再生作業には社外でこのプロジェクトに関心のある方々にも協力してもらっています。
 
 これまで4年間で約1,400台のパソコンを届けてきました。
 
 これからの時代、どのような仕事につくにしても、パソコンの知識はなくてはならないものでしょう。私たちの活動が皆さんの将来に役立つならば、とてもうれしく思います。

 日本航空 ITサービス企画室 蓮井 秀夫

 
 なお、本記事の掲載につきましては、日本航空グループの御承認をいただいております。また、同グループから一切の利益供与を受けておりません。
 本記事掲載について、千葉県館山市立館山小学校の御承認をいただいております。
 蓮井さんからのメッセージの著作権は、蓮井さんに帰属します。

障がい者の雇用を広げるために。

独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構(JEED)





5月1日に花王株式会社で行われている障がい者雇用についてお知らせしました。

 花王の障がい者雇用の基本的考え方
 「障がいのある人もない人も 共に働き共に生きる社会を目指して
  障がいある人たちの 社会人としての自立を支援する」

についてもご紹介しましたが、全国の共同作業所や小規模授産施設で働いている障がい者の皆さんは、多くの場合、1ヶ月働いても、1万円程度の報酬しか得られていません。

 優良企業のように市場性の高い財やサービスを供給する(給料をたくさんもらえる仕事をすることです)には、資金も、ノウハウも、設備も不足しているからです。
 
 花王株式会社で行われているような先進的な障がい者雇用が、日本中の企業で行われるようになれば、どれほど多くの方が救われるでしょうか。


 日本国憲法第二十五条には、
1.すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

2.国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない


また、第二十七条には、

1.すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ


と謳われており、障がい者が自活できる収入が得られる職場が得られるように、事業者の方には国や地方自治体から、多くの支援制度が提供されています。


 その支援制度のひとつとして、次のような助成金も用意されているようです。


1.障害者作業施設設置等助成金
 身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者の方に働いていただけるように、仕事場や玄関、廊下、階段、トイレなどを使いやすくしなければなりませんし、車椅子や改造自動車なども買わなければなりません。
 国は、必要な資金の3分の2を助成しています(雇用する障がい者1人につき、建物は450万円まで、備品は150万円までです)。

2.障害者福祉施設設置等助成金
 直接仕事には関係しないけれど、元気に働いていただくために必要な施設、託児室、保健室、図書室、食堂、売店などを作ったり、備品を買うための費用の3分の1が受給できます(障がい者1人当たり225万円まで、事業所全体で1年間に2250万円までです)。

3.重度障害者等通勤対策助成金
 障がい者が職場に通うのを支援するために社宅を建てる場合は、建設費の4分の3が受給できます(1世帯あたり1200万円、単身者1人当たり500万円まで、1事業所あたり5000万円までです)。
 

 社宅を借りる場合は賃貸料の4分の3が受給できます(1世帯あたりつき10万円まで、単身者は月6万円までです)。
 

 障がい者個人が住宅を借りる場合、一般的な住宅手当を超えて支給する手当ての4分の3が受給できます(障がい者1人あたり月6万円までです)。
 他に通勤のためのバス運行や駐車場の手配に対する助成金があります。

4.障害者介助等助成金など
 重度障がい者のための介助者やカウンセラー、医師の協力を受けるための費用などにも助成金が受けられます。

 

 では、企業がこれらの助成金を受けて障がい者に門戸を開こうとする場合、どこに相談すれば良いでしょうか。
 

 厚生労働省ではありません。

 当該業務の実施主体は、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構とされており、その相談・受付業務は、都道府県にある、

 都道府県協会
 http://www.jeed.or.jp/jeed/location/loc01.html#06

で行っています。
 事業所の所在の地方自治体独自の支援体制がある場合もあります。

 

 詳しいことは、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構のホームページ   
 http://www.jeed.or.jp/ でご覧ください。
 
 なお、本記事掲載の助成金の内容については、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構のご確認をいただいておりますが、当該助成金の支給には細かい認定条件がありますので、ご注意ください


独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構発行の月刊誌「働く広場」(1部135円+送料68円)に、具体的な事例が紹介されていますし、無料配布の資料、無料貸し出しのビデオ・DVDの御案内もありますので、御活用ください。

 http://www.jeed.or.jp/data/disability/disability01.html


 この記事は、執筆者個人の理解と認識に基づく一つの意見に過ぎず、本記事でご紹介した団体の公式見解ではありませんので御注意ください。


花王ピオニー株式会社代表取締役社長星名正夫さん

花王ピオニー株式会社の星名正夫さんからメッセージが届きました


 花王 は、障害のある方々に積極的に働く場を提供し社会人としての自立を支援する目的で、特例子会社として花王ピオニーを設立しました。
 
 花王ピオニーでは一般就労が比較的困難な知的障害のある方々を中心に、製品のセット作業を請負っています。
 
 本格操業から約1年ですが、当初計画の約2倍を生産し、ほぼ一般ラインと遜色のない実績を上げるまでになっています。
 
 社員はまじめで仕事に対する意欲が高く、あいさつ・返事など、我々が学ばなくてはならないことが多々あります。
 みんな能力を持っている人ばかりです。
 
 心配をされている保護者の皆様、勇気を持って一歩踏み出し、就労にチャレンジしては如何でしょうか。
  
 花王ピオニー株式会社                                  
 代表取締役社長 星名正夫  
                                                                     
 この記事の著作権は執筆者に帰属します。
 本記事の掲載につきましては、花王株式会社及び花王ピオニー株式会社のご承認をいただいております。また、同社から一切の利益供与を受けておりません。

花王株式会社の障がい者雇用


 日本には、何らかの障害を抱えて生活しておられる方が650万人もおられます。

 

 1970年に制定された障害者基本法で、「障害者」とは、「身体障害、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者」であると定義されました。

 

 内閣府編、社会福祉法人東京コロニー発行の「障害者白書平成18年版」によると、日本の障害者は、
 身体障害者 351万6千人
 知的障害者  45万9千人
 精神障害者 258万4千人
とされています。

 

 しかし、これだけ多くの障害者の方がおられるのに、自立できる給料が得られる職場を確保できる方は、ごくわずかしかおられません。

 障害をお持ちの方を雇用して、能力を開発活用できる環境を整備し、さらに正当な報酬を支払うことができる企業や団体はまだ限られています。

 特に知的障害をお持ちの方の就職は困難で、障害者と御家族の窮状は筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

 この困難な事業に果敢にチャレンジされているのが、皆さん良くご存知の花王株式会社です。

 

花王の障がい者雇用の基本的考え方

「障がいのある人もない人も 共に働き共に生きる社会を目指して
 障がいある人たちの 社会人としての自立を支援する」


という理念のもと、積極的に障害者雇用に取り組んできましたが、通常の職場での雇用が困難な障害者の方に対しても、特例子会社「花王ピオニー株式会社」を設立して採用に努めています。

 

 花王ピオニー株式会社では、現在17名の知的障害者の方を正規社員として雇用(6名の方は契約社員期間中で、来年4月に正規社員に採用予定)しています。
 17名のうち、重度認定を受けておられる方が9名、身体との重複障害をお持ちの方が2名おられ、同社では6名の指導員を配置して、健常者に遜色ない生産性を上げています。
http://www.kao.co.jp/corp/csr/report2006/22.html#kp

             

           

 花王株式会社の障害者雇用については、

独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構のホームページの、

「障害者雇用事例リファレンスサービス」

http://www.ref.jeed.or.jp/18/18097.html

にてご覧いただけます。


 花王ピオニー株式会社の採用は、基本的に
 ・墨田区の事業場へ自宅から通える方
 ・東京近郊の就労支援機関とつながりのある方
 で、東京都のNPO法人「WEL'S新木場」(登録は東京近郊の就労支援機関から斡旋を受けてください)の御協力をいただいておこなっているとのことです。

 

 また、花王株式会社の一般障害者雇用募集情報は、同社のホームページ
 http://www.kao.co.jp/corp
 から御覧いただけます。


なお、本記事の掲載につきましては、花王株式会社のご承認をいただいております。また、同社から一切の利益供与を受けておりません。

本記事掲載について、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 http://www.jeed.or.jp/
の御承認をいただいております。

時代のキーワード「CSR」って何だろう?


 

 「CSR」という言葉を最近良く耳にすると思われませんか?

 

 「CSR」とは、Corporate(企業の)Social(社会的な) Responsibility(責任)の略で、企業がオカネ儲けの他にしなければならないことです。
 
 赤字経営なのに儲かっていると嘘をついたり、お客さんに不良品を売りつけて知らんぷりをしたり、環境を汚染したりという、企業が社会に与えるかも知れないマイナス作用を無くそうとすることも、CSR活動です。
 
 さらに、企業の持っている大きな力を、社会がより良い方向に向かうために使うことも、CSR活動だという考え方が、世界中の大企業を中心に広がり始めています。

 

 企業に対する評価も、どれだけ多くの資産を持ち、どれだけ売り上げていくら儲けているのかという財務の側面と、どれだけ社会貢献しているかというCSR成果の側面が、同じ割合で評価の対象になります。オカネさえ儲けていれば、世の中にどんなに迷惑をかけても良いという企業は、優良企業の取引先から外され、消費者からも見捨てられる時代になりました。

 

 日本でもCSR活動について企業の認識が深まってきていますが、早くからCSRの重要性を理解し、多様な活動を続けているのが、皆さん良くご存知のマクドナルドです。

 

 3月2日の記事で御紹介した、「13歳のハローワーク」公式サイトにある、「もっと教えて!みんなの仕事」フォーラムには、世界中から子供達の相談が寄せられていますが、「身長が低い」ことや、「毛深い」ことなど、女の子の身体の悩みも多くあり、食生活の乱れが成長ホルモンや女性ホルモンの分泌を抑えている可能性も考えられることから、「食育」の重要性を社会に訴えています。

 

 日本マクドナルド株式会社は、以前から多くのCSR事業を行っていますが、このたび子供達の健やかな成長を願い、「食を選択する力」を身に付ける手助けとして、全国で食育授業を実施される先生方を支援する事業を始めています。






 45分授業5コマで、生徒に「食を選択する力」を身に付けるために必要な食の知識を得てもらえるよう、モデル指導案が作成され、岩手県、鹿児島県、千葉県、京都府の小学校と、愛知県の中学校で、現場の先生方が実際に授業を行われ、その模様が紹介されています。

 

 指導案は以下の通りです。


1時間目 好きなものだけ食べちゃいけないの?
 偏食による必須栄養素の欠乏が健全な発育の妨げとなること、栄養バランス良く食生活をおくる重要性を理解してもらいます。


2時間目 ハンバーガーは何でできているの?
 食材に含まれる栄養とその働きを学ぶことで、必須栄養素を過不足無く食生活に盛り込む方法を具体的に理解してもらいます。


3時間目 どうしてお腹がへるのかな?
 成長期での性急なダイエットは、健全な発育を妨げる危険があることを解説し、基礎代謝・食べること(エネルギー摂取)・運動すること(エネルギー消費)の関係性を理解することで、バランスの良い生活習慣を目指します。


4時間目 私たちの食べ物は大丈夫?
 食の安全を確保するためには、調理や食事の際、衛生管理に注意することが重要であることを理解してもらいます。


5時間目 みんなで食べるとおいしいね!
 食卓は栄養補給の場だけでなく、共同体における文化伝承の場としても重要な意味を持っていることを理解してもらいます。


 より詳しい内容の記載された小冊子に、15分のDVDを添付した資料が、小中学校教員の皆さんに無料配布されています。
 子供達の食生活の乱れに危機感をお持ちの先生方に御覧いただきたいと思います。

 資料は、

 「食育の時間」http://www.chantotaberu.jp/ (冒頭の写真の画面になります)のサイトからお申し込みいただけます。


 

 なお、本記事の掲載につきましては、日本マクドナルド株式会社のご承認をいただいております。また、同社から一切の利益供与を受けておりません。





「13歳のハローワーク」公式サイト

 芥川賞作家村上龍先生が2004年に出版された「13歳のハローワーク」という本があります。
 514種類の職業について解説している本で、130万部以上のベストセラーとなり、全国8000校の小・中・高等学校でも採用され、マスコミでも頻繁に取り上げられていますから、皆さんもう御存知でしょうか?

 

 この「13歳のハローワーク」と現実社会をリンクさせ、現在第一線で活躍する大人達が、子ども達の進路の相談にネット上で回答するサイトが、昨年立ち上げられました。

 

 

 バブル崩壊以後の社会の混乱で、子供達の心は不安でいっぱいです。

 そんな子供達に、社会で元気に働く大人達の姿を知ってもらい、充実した人生を掴みとってもらおうとして開設されたサイトです。  

 様々な進路の悩みに、大人達が無報酬のボランティアで回答しています。  

 

サイト立ち上げ当初は、質問する側にも、回答する側にも、とまどいがありましたが、最近は安定して運営されているようです。    

 でも、まだまだ大人の参加者の数が少なく、ほとんど無限に広がるジャンルの質問を網羅するには至っていません。

 

 質問に対する回答には、情報提供だけでなく、道に迷う子どもの不安を和らげ、勇気を与えてあげるという意味もありますから、ジャンルを問わず、多くの方の回答が求められています。

 

 このサイトを御覧の、優しいお心をお持ちの皆様、是非一度サイトを御訪問ください。


「13歳のハローワーク」公式サイトは、

http://www.13hw.com/


こどもの質問におとなが答える「もっと教えて!みんなの仕事」は、

http://minna.13hw.com/


あなたの優しさを、誰かが待っています。


進路に悩んでいる小学生、中学生、高校生、大学生の皆さん、職場で悩む社会人の皆さんにも、参考にしていただけるQ&Aがあるかも知れません。