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渡部あきのり 1回TKO勝ちで暫定王者 日本王座2階級制覇達成

 

2018-08-25
日本スーパーウエルター級暫定王座決定10回戦は24日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位の渡部あきのり(33=角海老宝石)が同級2位の丸木凌介(27=天熊丸木)に1回2分51秒TKO勝ちして暫定王者となり、ウエルター級と合わせて日本王座2階級制覇を達成した。浜田剛史、比嘉大吾と並ぶ15試合連続KOの日本記録を持つ元東洋太平洋ウエルター級王者・渡部は44戦37勝(31KO)7敗、3度目の日本タイトル挑戦も実らなかった丸木は22戦15勝(10KO)6敗1分け。

 開始直後から渡部が大振りのフックを振るい、丸木がカウンターから4連打を浴びせて激しい打撃戦に移行。渡部は右フックで丸木の左目上を切り裂き、ボディーから上へのコンビネーションでコーナーへ追い詰め、メッタ打ちにして膝をつかせるダウンを奪った。立ち上がった丸木に猛攻を仕掛けると、レフェリーがストップ。渡部はリング上で仁王立ちし、「プロは結果だけど、プロなので(打ち合いで)見ている人が面白ければ」とプライドを口にした。

 15年11月に有川稔男(川島)に6回TKO負けした際は引退も考えたというが、2年前に角海老宝石ジムへ移籍。選手同士の仲が良く、重量級の選手でもスパーリングパートナーに事欠かないため、「最高の環境。強くなってベルトを巻いて結果を出すことでしか(恩は)返せない。1個目(の恩返し)ができてよかった」と言う。4月の前戦後には長女・紗月ちゃん(3)が白血病であることが判明。現在も入退院を繰り返している状態と明かし、「娘のために倒れても立ち上がる姿が仕事だと思った。今日は勝てて良かった」と話した。今後は負傷中の正規王者・新藤寛之(宮田)との王座統一戦が義務づけられるが、花咲徳栄高(埼玉)の1年後輩でもあり、「やりたくない。(新藤が王座を)返上しないかな。長く休んでいてもいい」とおどけて周囲を笑わせた。 

提供:スポニチ・アネックス
https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/08/24/kiji/20180824s00021000346000c.html

 

渡部あきのり暫定王座獲得で2階級制覇 白血病で闘病中の娘に贈るパパの泥臭い姿…

 

日本スーパーウエルター級1位・渡部あきのり(33)=角海老宝石=が暫定王座を獲得した。同級2位・丸木凌介(27)=天熊丸木=に1回2分51秒TKO勝ち。白血病で闘病中のまな娘・紗月ちゃん(3)に、ウエルター級に続く日本タイトル2階級制覇を贈った。渡部の戦績は37勝(31KO)7敗、丸木は15勝(10KO)6敗1分け。

 強いパパの姿を届けた。渡部は序盤から果敢に攻め込み、丸木をしゃがみ込ませてダウンを先取。再開後もガードの上から強打を浴びせ、アッパーで顔を跳ね上げた。間髪入れずにラッシュで2度目のダウン。2分51秒の圧勝だ。「プロで44戦しても緊張する。恐怖に陥るし、足も震える。それでもキャリアが支えてくれた」。浜田剛史、比嘉大吾に並ぶ15戦連続KO勝利の日本記録保持者のパワーは健在だ。

 2016年に角海老宝石ジムに移籍してから初のタイトル挑戦。「本当に最高の環境でボクシングができるジム。言葉で言ってもしょうがないので、結果を出しているところを見せたかった」とジムへの恩返しとなる白星でもあった。

 今年4月、体調不良を訴えた紗月ちゃんを病院に連れて行った。診断結果は白血病。抗がん剤治療を受ける幼い命。一時はボクシングを辞め、安定した普通の仕事に就くことも考えた。

 「昔は(選手が身内の)病気のことを言うと『売りにしてんじゃねぇよ』とか思って嫌だったけど、そういうことじゃない。娘のためなら物乞いでもなんでもやる。俺がやれることは何か。ボクシングしかない」

 どんなに泥臭くてもいい。第3治療まで終え、懸命に病と闘い続ける娘から力をもらい、父親としてリングで戦った。

 新藤寛之(宮田)の負傷により生まれた暫定王座決定戦。次は正規王者との王座統一戦となる。10年前には3連敗を経験。「世界王者になるとは恥ずかしくて言えない時もあった。いい時も、悪い時も立ち上がる姿を見せることが僕の仕事。(映画で)ロッキーも言ってたけど、ボクシングは『倒れないこと』じゃなくて『倒れてもいいから起きあがること』。泥臭くても夢に向かって進んでいく姿を見せていきたい。なので、世界チャンピオン、目指します!」。今、堂々と夢を語れるのは、ともに戦うまな娘の存在があるからだ。

提供:スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20180824-OHT1T50208.html

 

渡部あきのり日本2階級制覇 丸木に初回TKO勝ち

 

24日後楽園ホール「DANGAN215」のメインイベント、日本S・ウェルター級暫定王座決定戦は、同級1位の渡部あきのり(角海老宝石)が同2位の丸木凌介(天熊丸木)に1回2分51秒TKO勝ち。日本タイトル2階級制覇を達成した。

 渡部らしいファイトだった。初回から圧力をかけると、待ってましたとばかりに丸木が右を合わせ、これが渡部の顔面をとらた。

 これで丸木がペースを握るかと思ったのも束の間、渡部はひるまない。さらい前に出て左右の強打を上下に打ち分けていく。丸木も右を当てるのだが、渡部の勢いを止めることができない。

 渡部がボディから打ち込んでいくと、丸木がコーナーに後退。渡部の猛打でたまらず丸木がひざをついてダウンとなった。ここは何とか立ち上がった丸木だったが、再びコーナーに追い詰められると、主審が試合を止めた。

 これまでに日本、OPBFと獲得している渡部は日本ウェルター級王者だった2012年以来、およそ6年ぶりに日本王者のベルトを巻いた。戦績は37勝31KO7敗。丸木はこれで日本タイトル挑戦は3度目の失敗。戦績は15勝10KO6敗1分。

渡部「(この日のベルト)素直にうれしい。3連敗したときも、夢は世界チャンピオンだと言ってきた。負けたり、挫折したり、浮き沈みありますけど、泥臭くても夢に向かって立ち上がるのが自分の仕事だと思ってます。世界に向かってがんばります!」

 正規王者の新藤は埼玉・花咲徳栄高の1学年下の後輩。「本当にやりたくないです!」と渡部は本音をもらした。

提供:ボクシングニュース
http://boxingnews.jp/news/60443/