お金に裏、表があるように意識にも、目に視えている意識(顕在意識)と言われるものと、目に視えない潜在意識があります。潜在意識については、きいたことはあるかもしれません。どんなものなのか、どういう風に使いこなせるのか?

マーフィの法則で、寝ている間に成功のイメージを植え付けて、現実に変化を起こすという夢のような願望実現を、謳われているところが、有名なところではないかと思います。

マーフィの法則を知らなかった時にとある冊子を、手にして、寝る前に楽しいワクワクしたイメージをして、なりたい状況にフォーカスする願望実現ワークをしていました。その時は、切実に彼氏が欲しかったので、アファメーションを作成して、その状況を思い描き、眠りにつきました。

まだ、表に現れる現実の変化だけを求めていたお年頃でした。

数ヶ月後に理想の彼氏が現れました。とても、楽しい時間を過ごしましたが、そのあまりにも幸せな状況になれることができず、数年後に、彼を手放すことになりました。そのような成功体験は、私だけではなく、多くの人にあるかと思います。

若かりし頃は、現実を、生きることが何より大事なことであり、人と違った生き方をするつもりなど、なかったのだけれど、気がつくと、家庭も持たず、今もひとりで生きていて、どこへ行きたいのだろう(笑)自問する日々。

2011.3.11の東日本大震災によって、人の意識が地球に及ぼす影響が計り知れないのではないか。。。ということを考え始めました。

東京のオフィスにいながら、テレビで未曾有の震災の映像を傍観している私は、誰なんだろう。。。と。そして、人の潜在意識が、自分に違和感を与えていることに気づいたのです。嫌いな人がますます、苦手になり、自分を見失っていきました。

 

私は、生きることに自信がなかった。それでも、生きてきて、まるで、傍観者のように、自分をみていることに気づき、自分の感情が、よくわからなくなっていました。

本を読み、瞑想をし、ワークショップなどに参加し始めました。

自分を見失っている自分にとって、聴くのも視るもの全てが違和感であり、言葉を理解することもできず、それでも、求めて、求めて、疲れ果てて。。。

 

自分を知ることが前提にあったのだということに気づきました。

 

遠くに在る、ここには無いものを在ると思い込み、怒り、嫉妬、憎悪の塊で生きていました。『自分を認める』ということを理解するのに6年も時間が必要だったのです。

その時間は、決して、短いものではなく、そして、長いものでもなかった。

 

そして、時間の大切さを身にしみて思うのです。

 

大手町のオフィス近くにある大手森ビルの森の樹木の影の美しさ。地面に映し出される樹木の美しさが計算されていたとは思えないけれど、影がこんなに美しいなんて、影を美しいと感じることができる感情があったことを美しいと感じる。

小さな感情を拡大鏡で視ることの美しさを気付けずに、無いものばかりを探していた頃を思い出しながら、その一瞬の影の美しさが永遠ではなく、変わりゆく世界がこの地球を楽しむことなのかもしれない。

 

 

残り少ない大手町のオフィス生活を楽しもう♬