12月が苦手だ。

わたしの人生で嫌なことは大体、12月に起こる。

トラブルはいつも12月(に起こると思い込んでいる)


無事に12月から正月を過ごせてしまうと

逆に後味の悪さを感じるくらい。


そのくらい12月はわたしにとっての鬼門であった。




ところが、しばらくブログを書いていなかった

2019年の12月。


とあるサウジアラビアの財団が、改宗ムスリムを小巡礼(ウムラという)の旅へ招待するという、めでたい企画があり、日本側のイスラム団体からも推薦してもらい、なんと、全て無料で20日の巡礼の旅に参加させてもらえたのだ!

Alhumdlillah!




今思えば、コロナが中国で始まったか?みたいな噂が出た頃ではなかっただろうか?

まだ日本には、ほとんど危機感もなにもなく

今までのとおりの12月だった。

その後の世界はまあ、皆さんもご存知の通り。

だから、本当にマスクなしで旅ができたギリギリセーフの時期だったのだ。




さて、サウジアラビアだが

ムスリムになる前は、なんの関心もない国だった。


改宗してからも、まあ、マッカ(メッカ)🕋(←これはカアバ神殿マッカの中心。全世界のムスリムの心の中心)がある、くらいの認識だったが、多少知識がついてくると、ハッジという巡礼のことやら、預言者ムハンマド(SAW)が生まれて、啓示を受けた場所でと、とにかくムスリムにはとても重要な場所であると知る。


とにかくサウジアラビアというところは、イスラム教徒なら生きてる間に一度は行きたい場所なのである。


その頃、息子は父親の国で短期留学中であり、

わたしも職場にかなり無理を言えば休ませてもらえたのでラッキーが幾つも重なって実現した旅だった。


 

 

この中のどこかにおる…。


ほんとにね、まあ、贅沢な巡礼だったのよ。

イスラム教徒じゃないと

どのくらいこれが贅沢で恵まれた内容だったのか説明しても面白くもなんともないだろうと思うので

ここでは割愛。

アラビア語ができたら、もっと楽しかっただろうなとは思う。残念。

勿論、英語も、もっと、もっとね…





巡礼の旅に行けたことは、

神様からのギフトだと多くの人から

祝福してもらえた。



だけれども、それだけに終わらず


私の12月が

毎年、毎年、祝福と喜びに満ちた月になったこと。


それは大きなギフトだと

わたしには思えてならないのだが、

どうだろうか。


次はいつ行けるのだろうか…。