『女の小箱』より 夫が見た | まーのブログ

まーのブログ

映画レビュー、グラビア画像、アニメ画像、音楽映像などをアップしております。

仕事人間の夫に不満を抱く人妻と、大企業乗っ取りを企む男の物語。監督は増村保造、出演は若尾文子、田宮二郎、 川崎敬三、岸田今日子他です。


(1964年度:大映)


男を惹きつける魔性の女役が抜群にハマる若尾文子と、悪党系の野心家役を得意とする田宮二郎。そして嫉妬に狂う女役を怪演している岸田今日子と、小悪党の夫役を好演している川崎敬三。ストーリーは平凡ながらも、適材適所のキャスティング、演出の巧みさ、会話の面白味で、見応えのあるラブ・サスペンスに仕上がっていました。「私を取るの? 仕事を取るの?」。普通は安っぽく聞こえるはずのセリフが、あそこまで重みのあるものになるとは…。


(日本映画専門チャンネルで鑑賞)