皆さん、ニュースなどでご存知と思いますが、出国税(正式名称:国際観光旅客税)の徴収が昨日1月7日より開始されました。

この対象者は、日本人や外国人に関係なく課税されます。

新たな国税の設置は、地価税以来の約27年ぶりということですが、なかなか重税感があるような気がします。

出国税の内容は、「出国時」に一律に、大人子供関わらず1000円徴収されます。
しかし、2歳未満の子は無税のようです。

本法律の成立日は2018年4月11日です。

「国際観光旅客税」(出国税)

恥ずかしながら、私は知りませんでした。
我々国民からしたら、一本の法律やまたは、一部の議論だけして、時間が無くなってどんどん採決して、ろくに議論もせずに、どんどん法律が成立していく感があります。

出国税の税率と徴収方法と収入額は?

ではどうやって徴収されるかを説明します。

出国税の導入は、2019年1月7日です。
この日の発券分かつ搭乗分より徴収されます。

具体的な徴収方法は、航空券発券時に運賃と共に徴収されます。

 

税額:1000円
対象:日本人外国人に限らず大人と子供対象
但し、二歳未満は非課税

出国税の税収は?

これは莫大です。
なんといっても、2018年の海外からの旅行者は、過去最大で3000万人を超えています。

これだけでも300億円です。

それから、日本人の海外旅行者の数もありますから、推定で2019年の予想収入は500億円と見積もっているようです。
2020年の、オリンピックの年には、海外からの旅行などの渡航者を4000万人が目標だそうです。
これだけでも400億円です。

国際観光旅客税(出国税)の詳しい使途の内容は?

では、収入見込み額の500億円の使い道について説明します。

出国税の使い道の内訳が下記の通り公表されました。

 

1:出入国の手続きの高度化:135億円
2:受け入れ体制整備と情報発信の強化:139億円
3:地域資源を活用した観光コンテンツの拡充:224億円

これで合計が498億円で、ほぼ500億円です。

個別の投資対象の内訳は、発表では下記のようです。

1:出入国時の円滑な環境整備:約70億円
2:事前に携帯品を申告すれば税関検査を不要とする電子申告ゲートの新設:30億円
3:公共施設をツアー化するなど観光資源の発掘:13億円
4:立公園や重要文化財での多言語解説:10億円
5:皇居・東御苑の三の丸尚蔵館の施設整備:15億円

 

その他にも下記のような記述がありました。

 

事前に携帯品を申告すれば税関検査を不要とする電子申告ゲートの新設などに30億円を計上。

地方への観光客誘致を促進するため55億円を投じ、多言語表記や無料の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」の整備、トイレの洋式化、キャッシュレス対応の計4項目をセットで進める事業者(大手除く)を対象に費用の半額を補助する。

出国税導入の海外の現状は?

では他国ではどうなっているのでしょう。
どこの国もやっている、というわけではありませんがといって特に珍しいものでもありません。


以下で一部の例を見てみましょう。

オーストラリア   約45ドル

アメリカ  14ドル 外国人のみ
フランス  8ユーロ 約9ドル
香港  120香港ドル 約15ドル

イギリス    約16ドルから240ドル  ※距離とクラスによって金額が異なる
タイ      約22ドル
カンボジア    約25ドル
韓国       約10ドル
キューバ      約25ドル
フィジー     約125ドル

インドネシア 以前は、Fiskal(フィスカル)という「出国税」をインドネシア人と外国人旅行者から徴収していたが、富裕層の増加や海外旅行の人気の高まりなどから、2011年に全面的に廃止している。

 

等です。

多くの国では航空券に含める場合が多いようです。

 

私の感想とまとめ

  • 出国税収入の使い道に関しては、納得できる。大賛成!

テレビ番組で外国人旅行客が日本を絶賛しているのだけを見ると、日本は良いところだらけのように思えます。

旅の不満を外国人に聞いた観光庁の調査があります。

無線LANの不足など、お金で解決できるものもあるが、外国語が通じない、文章や地図の表記が変といったソフト面の課題も目立った。

観光地としての魅力の乏しさから1人当たり消費額も減少に転じた。

一部都市では混雑が社会問題化している。

もっともっと外国人観光客が来やすくすれば、経済効果は上がります。

さらに、東京、大阪、京都以外の地方へ誘導すれば、地方創生に役立ちます。

  • しかし、それらを改善する費用を、日本人海外旅行者や、日本人の海外出張者から徴収するのはおかしい。

アメリカのように自国民から徴収しなかったり、インドネシアのように充分に改善できたら出国税を廃止にするなどして欲しい。

(日本人のメリットしては、1000円払って出入国審査の混雑が緩和されるぐらいしかない。)

日本人からではなく、観光ビジネスによって儲かる会社とかから徴収できないのだろうか。

  • 知らなかった私も悪いのだが、このようなことを国民に問うたのか? 国会内で充分に議論して成立させたのか?

 

  • ネットで皆の意見を拝見すると、「海外旅行に行く人は裕福だから、金持ちから税を払ってもらうのは構わない」的な風潮が目立つことにもの申す。

一生懸命お金を貯めてケチケチ海外旅行をしたり、バックパッカーのような旅をする人はたくさんいます。

沖縄や北海道の国内旅行、新幹線を使った国内旅行よりも、LCCを使った海外旅行はいくらでもあります。

 

皆さんにも色々ご意見はあると思いますが・・・

個人的には、マイレージを使った2月下旬のセブ島行きチケットを12月下旬にとってて助かった~。

でも、その後の海外旅行では・・・ いつもの節約術を使うしかない!

庶民にとって海外旅行は憧れです!

これからも、安い費用で海外旅行へ行けるようブログ発信していきます!

 

 

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