子供が産まれて数ヶ月の頃


母に会いに、母の住まいに行ったことがある。


子供を会わせるためだ。


私のことや子供のことには興味ないのか


自分の生活や仕事の話しやご近所に住む私が知らないおばさんの話をする母。


話の内容は正直言って聞いていて楽しくなる話じゃなかった。


誰それがどうしたとか、この前もあの人が来てこんな話ししたとか、


いわゆる世間話。


私が知らない人の話。


しかも、内容はその人を否定することだったりして、いわゆる陰口な話。


その中に、職場で親しくなった人の話が印象に残った。


母は当初、親しく話していたらしい。気を許していたということだが


母が言うには、家に来てあらゆるものを持っていかれたらしい。


それは、母が不在の時に行われ、鍵も合鍵を勝手に作られていたと言う。



さる機関にも相談していたらしい。



その人のことがあるから、もう誰とも親しくしない。


そう言った。


にわかに信じられない話だし


さる機関とはどこか聞いても言わない。


ハテナ?な話だった。



私はその時は思わなかったが


後に、母が何らかの精神疾患を持っているんじゃないかと心配になったことがある。


母は、そういうことははっきり聞いても言わなかったが


被害妄想や感情のコントロールが出来ないように思えた。


カーっとなったら、もういい!とすぐになってしまうから。



当時は、私も不眠や夫のモラハラや義母のことで頭がいっぱいだった。


疲労困憊していたし、余裕もなかった。


母の口から出てくる言葉は


母自身が聞いた話や起きた出来事に納得出来ず、苛立ちを吐き出すものだった。


離婚前から、こんな感じだった。



母の話は、やっぱり父の話にもなり


姉の話にもなった。


そして、私のせいで離婚したとまた言った。



私は聞き役に徹したが、


離婚前から聞いていた父や姉の悪態や


私についても責めるようなことを言ったので


聞くのが嫌になってきた。


せっかく子供を連れてきたのになー


母は子供の方には見向きもしない


自分の話ばっかり。


やっぱり、母は「母」を随分前にやめたんだなと


思ってしまった。


私の母への印象は


母が離婚する前からなんら変わらなかった。



口から出てくる言葉は、聞いてて気持ちのいい言葉でもない。



久しぶりに会っても、身のある会話などないことに今更ながらちょっとがっかりした。


がっかりするのは、期待していたからだと気がついた。


やっぱり、私は母を求めている気がして、情けなくなった。


いつまで親を頼りたいんだ。


もう、母に聞くこともないし帰ることにした。


そこにいればいるだけ


母の口から出てくる辛辣な言葉に、心が持っていかれそうになると思った。


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