実家に帰省する盆や正月



あいかわらず、私は緊張する。



この家にいると落ち着かないなとやること探してしまう。


身に染みついた感覚は抜けないんだと改めて感じた。



そんな中、姉は私をお客様だと言う。



他家に嫁いだ妹をお客様と言って、他人様扱いだ。



これは、正解なのか?



私は、何か違う気がした。



で、夫はというと



私の方を見て、小声で言うのだ。



お前、なんかやれや。お姉ちゃん一人でやってやるやんけ。



歪んだ顔つきだ。



このまま言う通りにお客様でいることに



違和感を感じた。



間に受けて、痛い目に合うのは嫌だった。



何かやるよ。



そう言って、キッチンに入った。



することないから。



そう言われたが、私の勘は何もしないことはできないと告げていた。



洗い物や、料理の盛り付けなど



見てわかる範囲だがやる。



姉はこちゃこちゃとやっている私を見ているが



特に何も言わない。



やはり、動いて正解だ。



試されていたのだとわかった。



姉は良く、善意の行動を私に求めた。



なんで、しようと思わんの?



やってほしいことがあったとしても



やってとは言わない。



自ら自分の良いようになるよう、善意の行動を、善意の気持ちを求める。



自分に向けて、善意の気持ちや行動が見えないと、何でそう思わないのか?しないのか?



良く言われたもんだ。



私も自分で身勝手だと思う部分はあったし、何にも考えられない人間だったとは思う。



ボーっとしていたと言うべきか。



ねっとりとしっかりと私に罪悪感を植え付けていった。



姉は、自分が考えることを周りがわからない、出来ないと、相手を下に見た発言をする。


直球な人なようで、相手を試すように出方を見るところがある。



相談抜きに、自分の求めていることを察しろとでも言っているかのようだった。




だから、私はいつも上から目線でものを言われていた。



必死に察して動こうとする私を、相変わらず冷めた目で見る姉。



また、私は居場所がない感覚になった。




何年か経って、姉への恐怖感は徐々に薄れていったが、



私は、そういう姉をめんどくさい人だと思うようになった。





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