小学生になって
勉強って何?
て感じだった。
先生が黒板に書いてるものだって
意味不明。
私はつまらなくてつまらなくて
学校に行くのが嫌になっていた。
クラスにも仲の良い人なんていなかったし
なんなら、上靴隠されたり、
バイ菌扱いされたこともある。
そして、私はクラスの忘れ物チャンピオンだった。
教卓の前に張り出されている模造紙。
これにクラス全員の名前が書いてあった。
忘れ物一つするごとに、シールが一つ増えていく。
私のシールは3段になり、余白にまでいった。
別に、忘れ物したからってあまり気にならなかった。
でも、他の子達と比べてシールが増えていくのが恥ずかしくなっていった。
給食のナプキンもお箸も、清潔じゃなかった。
何日も同じもの、シミがついてたもの使う時もあった。
箸も、洗ってなかった。
ランドセルの底や机の奥にカビたパンがあることもあった。
それが、だんだん恥ずかしくなった。
でも、なぜか入れたことすら忘れてしまう。
悩んだこともあった。