「ザ、シェフ」という漫画にはまり、
中古本屋さんで漁っては読んでいた。
あの「ブラックジャック」の、
医療ではなく、料理版の様な漫画。
うろ覚えの部分あるが、
主人公の味沢匠が、
小さい頃、両親を亡くし、
もう、と死を望み、
最期にとレストランでハンバーグを食べる。
その美味しさに驚愕!
死のうとするも、どうしてもあのハンバーグが食べたくて、もう一度あのレストランへ。
するともうそのレストランは廃業していて、
あのハンバーグは食べれない。
しゃーないので、
どうせ死ぬのなら!と、
あのハンバーグを自分で作って食べるために料理人となる。
そんな様な話の始まりだった様に思う。
その漫画に影響されたせいか、
のちに飲食業に自分も身を置くわけだけど、
ちょいちょいこのハンバーグの話を思い出す。
そんな死を留まらせるハンバーグの美味しさとは、なんやろかと。
美味しいって、なんやろかと。
いろんな蘊蓄でもなさそうだし、
情報でもなく。
まぁ、感覚的なもの。
「こんな素敵なハンバーグをありがとう!」
という、
カラダから自分への感謝、
【感謝ホルモン】のせいかもしれない!
なんて、
ホルモンや神経伝達物質を学びながら考えたりもする。
美味しさ、を考えていたら、
ヒトのカラダやココロのこと、
学ぶ様に、
いつしかなっていた。
そんな自分がここにいる。