山口県岩国市 中華料理 Chinese Dining 花鳥風月 のブログ -102ページ目

山口県岩国市 中華料理 Chinese Dining 花鳥風月 のブログ

本格中華から創作中華、中国茶や豊富なスイーツまでご用意!
全席掘りごたつのテーブルでゆったりと。。。

女性も気軽に中華を食べれるお店

定番中華料理から創作中華までも



「結構なお手前で」に

秘められた日本人の叡智







茶道で一服のお茶をいただいた際、

私たちは伝統の言葉を口にします。

「結構なお手前でございました。」


この言葉を、

単なる「美味しかった」と

いう味の感想だと思っていませんか?

実は、それは大きな誤解です。

この一言には、

結果よりも「心」を尊ぶ、

日本文化の深い哲学が凝縮されています。

「結構」は味の評価ではない

私たちが日常で使う「結構」は、

「まあまあ」という

ニュアンスがありますが、ここでは違います。

茶道における「結構」とは、

「立派である」「申し分ない」

「最高である」という意味。

そして「お手前」とは、

お茶を点(た)てる一連の作法、

技術、そしてそこに込められた

心遣いのすべてを指します。

あなたが立派でした、という意味







つまり、「結構なお手前で」とは、

• 「あなたの所作(作法)は

 非の打ちどころがなく、立派でした。」

• 「心を尽くして、丁寧に

 点ててくださったことに

 心から感謝いたします。」

という意味なのです。

この言葉は、

お茶の「美味しい・不味い」という

結果を評価するものではありません。

大切なのは、相手が心を込めて、

丁寧にもてなしてくれたこと。

その一連の姿勢と心を、

そのまま最高の

敬意をもって認めるのが、

この一言なのです。

結果より「姿勢」を尊ぶ文化

結構なお手前で」は、

味(結果)よりも、

心(プロセス)を尊ぶという、

日本人の繊細な価値観の象徴です。

• 「ありがとうございます」

• 「いただきます」

といった私たちの日常の言葉にも宿る、

行為や心を認める

「言霊」。その最たるものが、

「結構なお手前で」なのです。

今の社会が忘れかけている、

結果ではなく、

そこに至るまでの相手の努力と心遣いを

尊敬するという、

この深い叡智を、

この一言は私たちに静かに教えてくれます。