「誰からも嫌われたくない」
そう思って、相手の顔色を
伺い、自分を削って相手に
合わせていませんか?
結論から言いましょう。
他人が自分を嫌うかどうかは「他人の課題」であり、
あなたが
コントロールできることでは
ありません。
どこの誰かさんの
好みに合わせて、
あなた自身を変える
必要なんて、
どこにもないのです。
「自分は自分、
あなたはあなた」という
境界線
相手に合わせる義務も
義理もありません。
自分は自分。
あなたはあなた。
どれだけ完璧に
振る舞ったとしても、
世界中の全員から
好かれることは
絶対にありません。
100人いれば、100通りの
「好み」があるからです。
僕たち料理人は、
常に他人から評価される
毎日を生きています。
だからこそ、
痛いほどわかる真理が
あります。
それは、
「全員が美味しいと言う料理」なんて
作れないということです。
餃子の「正解」は、
ひとつじゃない
たとえば、餃子。
これも驚くほど好みが
分かれる料理です。
• 薄皮でパリパリ、
軽い食感が好きな人。
• 野菜多めで、
何個でもパクパク
食べられるのが好きな人。
もしそんな方が
「花鳥風月」の餃子を
食べたら、
「これは自分に合わない」と
嫌いになるかもしれません。
なぜなら、
花鳥風月の自家製餃子は
「モチモチの皮」が命だから。
さらに餡(あん)は、
タレをつけなくても
満足できるよう、
ニンニクやニラを効かせて
パンチのある味に
仕上げています。
「記憶に残る」ために、
嫌われる勇気を持つ
薄味派の人に
合わせようとして、
ニンニクを抜き、
皮を薄くすれば、
万人受けはするかもしれません。
でもそれでは
「花鳥風月の味」では
なくなってしまいます。
誰かの好みに合わせて
自分を捻じ曲げるのは、
自分の個性を殺すことと
同じです。
僕たちが作りたいのは、
「誰にでも好かれる無難な味」ではなく、
「一度食べたら忘れられない
記憶に残る餃子」です。
アンチが出ることを
恐れて味を
ボヤけさせるくらいなら、
僕は自分の信じる
「パンチの効いたモチモチ餃子」を出し続けたい。
評価は相手に預けてしまおう
今日も僕は、
評価の荒波の中で板場に
立ちます。
「合わない」と
言われることもあるでしょう。
でも、それでいい。
嫌われたなら、
嫌わせておけばいいのです。
大切なのは、
「自分はどうありたいか」と
いう一点だけ。
他人の好みのために、
あなたの
人生や料理を薄味にする
必要はありません。
あなたは、あなたのままで。
僕は、僕のままで。
今日もしっかりと、
記憶に残る「自分の味」を
研ぎ澄ませていきましょう。


