クイーンSはプラス24kgという馬体重増の不安をよそに、
アイムユアーズが古馬を楽々破る快勝を見せました。
早速振り返っていきます。
1着アイムユアーズ
24ｋｇ増は成長分を見越しても、少し余裕のある仕上げで、
秋華賞トライアルローズSのために距離を試す目論見でもあるのか？
とくだらない妄想をしていましたが、いつも通りしっかり折り合い
直戦に向いてからは楽な脚捌きで馬群を抜け出しました。
本質的にはマイラーなのでしょうが、この馬は距離の融通も効く
ようですね。この後は、ローズSか秋華賞直行かはまだわかりませんが、
世代限定戦の秋華賞ならば2000mの距離もなんとか大丈夫そうです。
後はこの馬体増が示す通り、しっかり成長していますから、
春よりもパワーアップした力で化物ジェンティルドンナを打ち負かせるか？
2着ラブフール
道中最後方から上がり33.7秒という鬼脚で追い込んで来ました。
近走も上がりの脚は決め手著しく、大外をぶん回しながらも難なく
前を交わしました。よほど洋芝が得意なのでしょう。
今後条件戦でも嵌れば一発の脚はありますし、そもそも力のある
馬ですから次走も注意です。
3着ミッドサマーフェア
オークスの前は仕上げすぎて大敗したり、復帰戦は緩すぎ調教で
3着に来たりと訳のわからない厩舎＆馬です。
51kgの斤量はこの馬にとって恵まれすぎでしたが、あれだけ緩い
調教でもここまで走るのですから、さすがオークス1番人気の馬です。
叩いた上積みは十分でしょうし、次走は更に良化するでしょうから、
ローズSでは強敵相手ですが、オークスの借りを返せる可能性は
高いと思います。
その他負けた中では、4着レインボーダリア。
先行馬にとってこの外枠は不利以外の何物でもなく、
スタートして内に潜り込めず、終始外々を回されてしまい
その分最後はイマイチ伸び切れず。絶好の重賞チャンス
だっただけに非常にもったいない敗戦でした。
相手なりに走る馬ですので、今後牡馬混合重賞に
出走して来ても、どこかで穴を空けそうですね。
5着のオールザットジャズ。
いい位置にいましたが、追い出してからも思ったほど
伸びず、やはい仕上がり途上であったことと、
洋芝はあまり合っていないでしょう。
再度中央場所に戻り、キッチリ仕上げてくれば、
牝馬路線での力はトップレベルの物がありますので、
次走改めて期待したいですね。
フミノイマージンは57kgが可哀想でした。
本来の調子でもなかったでしょうし、次走変わって来た時に
狙いたいところです。
オークス1.2着コンビの
エリンコート＆ピュアブリーゼは本調子に戻っても
一線級とはレベル差があるのでしょう。
あのオークスのメンバーもホエールキャプチャと
マルセリーナは別としてみたら、後に重賞で活躍した
のはグルヴェイグぐらいな物で、正直レースレベルに
疑問符が付きます。
シンガリ負けのコスモネモシン。
プラス20kgという数字がすべてでしょう。
出す以上はもうちょっとマシな仕上げをして欲しい物です。
せっかく丹内騎手から柴田騎手に代わったのにこれでは
柴田騎手にも迷惑です。
次走しっかり追い切って絞れれば、また人気も落ちて狙いやすく
なる馬ですし、妙味が高いと思います。
最後に小倉記念に出走する中で、
前走の過程やレースを見て、今回積極的に
狙いたい馬を2頭紹介しておきます。
小倉記念1頭目
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小倉記念2頭目
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