電光石火の新潟1000mはパドトロワが快勝し、
念願の重賞制覇を決めました。
早速振り返ります。
1着パドトロワ
最近の印象から夏競馬のパワータイプのような印象が
ついていますが、元々極めて厳しい前半3ハロンタイムになる
中山のGⅠスプリンターズSで楽に先頭を奪い、
そのまま粘れるほどの力がある馬ですから、
1000mとて先行争いを演じる事は全く難しい事では
ありませんでした。
アイビスサマーダッシュは一発屋や直1000m専門
のような馬が多いですが、この馬はそんな事もありません
し今回で復活でしょうから、今後も期待出来るでしょう。
2着エーシンダックマン
直1000m得意のサクラバクシンオー産駒で、
この馬もテンの速さはこの中でもトップレベルで、
加えて絶好の8枠と馬券内に来る下地は十分でした。
今回復調という事で見れば、秋に向けて良い兆しです。
こちらも1200mの競馬こそ本領発揮出来るでしょうから、
次走もキッチリ狙って行きたいところです。
3着エーシンヴァーゴウ
ここ3走ガタッと崩れていましたが、この馬自身
夏に強く、昨年の覇者。
休み明けですが、調教では1週前に自己ベストを
マークし最終追いも抜群の時計を出していただけに
しっかり走れる状態に戻っていました。
直1000mでこその馬で、やはり力のある所は見せて
くれました。次走叩いて更に良くなるはずで、
スプリンターズSまで楽しめそうです。
その他ではハクサンムーン。
とんでもない行き脚速さに驚きました。
いくらハンデがあるとは言え、エーシンダックマンを
楽に離すほどの先行力。最後の粘りもかなりの物で、
先々スプリント路線で間違いなく走ってくるでしょう。
次走、自己条件に戻っても楽に勝ちあがるでしょう。
そして5着まで押し上げたジュエルオブナイル。
スタートは問題ありませんでしたが、二の脚で躓きました。
せっかくの外枠を生かせず後方からの競馬となりましたが、
まぁ良く5着まで来たと思います。
その他では6.7.8着の高齢馬3頭。
基本的にスプリント戦では年齢が嵩むとスピード競馬への
対応が厳しくなってくるものですが、良く頑張っていますね。
次走馬券に絡む絡まないはどうかと思いますが、
まだまだ走れるという事でしょう。
期待を裏切ったビウィッチアスですが、直1000mは
全く向いていないのでしょう。速い先行力もありませんし、
終いの脚も新潟の高速決着に対応出来るほどの物は
見せていないだけに、適正外だったという事でしょう。
アフォードは終始チグハグな競馬で、気がつけば最後方付近
で最内。この時点でジエンドでした。
1000m得意の村田騎手でしたが、一瞬の判断が一気に明暗を
分けるレースだけに今回は馬の実力どうこうという事ではないので、
次走人気が落ちるようであれば、スプリント戦で狙いたいところです。
最後に特別競争を見て、ここは仕方ないだろう。
という降級馬を紹介しておきます。
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