『ぐりとぐら』の想い出をひとつ。
私の記憶にある『ぐりとぐら』は
弟に読んであげている母の姿。
確か弟のどっちかが幼稚園入園祝いで
もらってきた絵本が『ぐりとぐら』
それを母が読んでいるのを
横で遊びながら聴いていた。
そんな感じ。
弟に読んでいた母の朗読リズムで
私も読めるような気がします。
ちなみに私の入園時配布されたのは
『ちびくろサンボ』でした。
なんで自分が読んでもらった時の
記憶じゃないかといえば
両親だけでなく周りの大人に
絵本を読んでもらった記憶がないから。
本当〜にないんです。
このことについて母に
「私は読んでもらったことがない!」と
文句言ったことがあるぐらい。
その時の母の答えはこれでした。
「字が読めない最初の頃は読んであげてたよ。でも字を覚え始めたら、『全部自分で読む』って、勝手にもう1人でどんどん読んでるんだもん」
文句言ってごめんなさいでした。
読書好きにするための読み聞かせに
私が意味ないと思う所以です。
山脇百合子さん、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。