金曜日の夜、親に行き先を嘘ついて出かけた娘。
出掛けに母娘で口論になり、助けを求めて出て行った娘。
助けてもらえると思ってた相手は自分のことをハメようとした敵とも知らなかった娘。
一晩中、4人の敵に囲まれて叱咤され暴言を吐かれて怖くて苦しい思いをした娘。
土曜日の朝、泣きながら帰宅した娘。
「私の周りはみんな敵だった」
「ずっと味方だったのは親だけだったんだね」
「あの人たち、怖かった」
「私、警察に捕まっちゃうよ、どーしよ」
「また今日の夕方来いって言われた」
泣きながら、あったこと、感じたことをたくさん話す娘。
私は、母として娘に寄り添いつつ気持ちを共有する言葉を選んで代弁した。
私は、大人として再び対峙する必要はないと伝えた。
私は、社会人として必要な力と知恵を借りるために専門家に連絡する必要性を提示した。
その後安心した様子で、眠りについた娘。
夕方予定通り「もう集まってるから来てほしい」と呼び出しの連絡がきて、おろおろする娘。
娘の相談を受けて【警察に突き出すのが目的ならば、先回りしてこちらから警察署に出向くと言えば集まる必要がなくなるのではないか…】と考えつくお父さん。
それはそうだねと納得した娘。
母と一緒に行った警察署で2時間たっぷり話すことになった娘。
結果、自分が未熟な上、馬鹿で愚かだったことをやっと認識できた娘。
やってしまったことへの後悔は大いに感じたようだが、今後選ぶ行動まで分別できないだろう。だから、似たような失敗はまだまだ続くのだろう娘。
帰宅後、母として娘に伝えました。
ずっと家族の形は変わらず家にいたよ。
勝手に家を出て行って離れたのはあなただよ。
信じてた相手は敵だったこと、怖い思いをしたことを繰り返すのはものすごくしんどいよね。
だからまずはゆっくり休もう。ね!
今後何を選ぶかは分からないけど、家族は変わらないから。
じっくり選び進むといいよ。
いつでも話は聞くよ!
ききょうは、地下茎が強い花。
娘がこの先、花を咲かせるために、
家族は強い地下茎でつながってるよ!