米国の消費者物価を注視し、発表前後には波乱を含む可能性があります。
ドル/円は昨日、先週末に示現した145.98円に迫りましたが、そのレベルには届かず、本日の東京時間にも到達することはできませんでした。
この後も同レベルが強い抵抗として影響する可能性が考えられます。
ただし、近くのレベルである146.10円は以前にもレポートで述べたように、高値151.92円からの下落幅の半分に当たるテクニカルポイントです。
したがって、米国の指標発表後などに146円前後をしっかり超えると、ドル高が進展する可能性があり、ドルの一段高のリスクも考えられます。
現在の状況では、「日米金利差縮小」の観測が後退しており、それに伴い市場はドルを買い、円を売りやすい環境にあります。
ただし、本日は米国の消費者物価指数が注目されており、その発表結果によって市況が大きく変動するリスクも存在します。
市場予想では、前年比で約3.2％の上昇が中心とされています。
強力な結果が出れば、米国の金利上昇に伴いドル高に振れる可能性がありますが、逆に弱い数字となれば急速なドル安が進行するかもしれません。
テクニカル的には、ドル/円相場は再びドル高のリスクを示唆していますが、昨日は5日の高値145.98円を超えることができなかったことが少し気になります。
短期のチャートではダブルトップの兆候も見られ、今後ドルが上昇しようとしても、失敗する可能性があることを示唆しています。その場合、ターゲットは9日の安値である143.43円になるでしょう。
本日は米国の経済指標として、12月の消費者物価指数や週間ベースの新規失業保険申請件数が発表される予定です。
特に前者の数字に注目が集まります。予想を上回る増加を示せば、ドルはさらなる上昇を試みる可能性があるでしょう。
本日のドル/円の予想レンジは144.60円から146.10円です。ドル高・円安の場合、昨日の高値および145.98円を注視し、それを突破すれば146.10円を超える展開が考えられます。
ドル安・円高の場合、東京市場の安値145.25-30円が最初のサポートとなり、それを下回れば144円前半まで急速なドル安が進展する可能性があります。
しかし、その下のサポートは明確ではなく、市場に波乱が含まれるかもしれません。
USD/JPY sell 145.596 145.544 52,000円
USD/JPY sell 145.498 145.449 49,000円
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■月間成績
■2021年
4月合計 38.5pips 385,000円
5月合計 49.1pips 491,000円
6月合計 32.7pips 327,000円
7月合計 56.9pips 569,000円
8月合計 44.9pips 449,000円
9月合計 147pips 1,470,000円
10月合計 186pips 1,860,000円
11月合計 162pips 1,620,000円
12月合計 164pips 1,640,000円
■2022年
1月合計 177pips 1,770,000円
2月合計 190pips 1,900,000円
3月合計 260pips 2,600,000円
4月合計 268pips 2,680,000円
5月合計 233pips 2,330,000円
6月合計 324pips 3,240,000円
7月合計 262pips 2,620,000円
8月合計 276pips 2,760,000円
9月合計 242pips 2,420,000円
10月合計 255pips 2,550,000円
11月合計 288pips 2,880,000円
12月合計 299pips 2,990,000円
■2023年
1月合計 265pips 2,650,000円
2月合計 247pips 2,470,000円
3月合計 139pips 1,390,000円
4月合計 147pips 1,470,000円
5月合計 98pips 980,000円
6月合計 237pips 2,370,000円
7月合計 342pips 3,420,000円
8月合計 314pips 3,145,900円
9月合計 222pips 2,221,000円
10月合計 247pips 2,471,000円
11月合計 194pips 1,948,000円
12月合計 195pips 1,956,000円
■2024年
1月合計 46pips 466,000円
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